▼唸声の気になる写真/東電、和牛オーナーとの個別交渉せず、安愚楽牧場に絞って交渉

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写真は中国紙佛山日報で報じられた東電の広瀬直己常務(手前左)2011/4/7

http://epaper.citygf.com/szb/images/2011-04/07/1302105947484B2.pdf

 

『安愚楽牧場の破綻と原発事故の因果関係が認められた場合は、直接被害や風評被害の賠償に応じる。』とあり、東電側では、この原発事故以前に経営が悪化しており、既に破綻していた可能性もあると見ているのではないか?

 

安愚楽牧場の破綻の原因は口蹄疫との見方も強く、解約を抑えるために情報を正しく伝えていなかったと債権者集会で指摘されている。つまり、原発事故に相乗りした可能性も高い。

 

和牛オーナーは、上位では東京(1万1740人)、神奈川(9103人)、埼玉(6341人)、千葉(5220人)、愛知(4726人)と大阪(4180人)と大都市圏に集中しており、下位は鳥取(177人)、宮崎(210人)、島根(221人)、高知(245人)となっている。

 

上位ではなく、下位に着目したい。鳥取は因伯牛、宮崎は宮崎牛、島根はしまね牛、高知は土佐褐毛牛が有名である。確かに各地にはご当地牛もあろうが、こうした有名牛を育てている土地では、和牛オーナーが少ないのである。つまり、こんなうまい話はないことが分かっているので手を出さなかったと見るべきである。(宮崎は解約が多かったかも)

 

IZA8/31-東電方針「安愚楽」和牛オーナーは賠償対象外】

 東京電力は、福島第1原発事故の損害賠償問題で、東京地裁に民事再生法の適用を申請した「安愚楽牧場」(栃木県那須町)の7万人超の和牛オーナーについて、個別の賠償請求には応じない方針だ。同牧場の破綻に対する損害については今後、交渉するが、どこまで債権者の救済につながるかは不透明だ。

 

 東電の広瀬直己常務は30日の会見で、「オーナーの方の出資は原子力事故とは関係ない」と述べ、賠償に応じない方針を示した。

 

 同牧場は、原発事故とその後の放射性セシウムに汚染された牛肉の流通で、和牛価格が下落し、オーナーの解約が急増したことが破綻の原因とし、東電に損害賠償を請求する方針を表明。債権者の一部にも請求の動きがある。

 

 細野豪志消費者・食品安全担当相も8月2日の会見で、「牧場の場所や牛の問題ということから言っても、賠償の枠組みに乗る可能性は十分ある」と述べていた。

 

 これに対し、東電は、オーナーの損害は、同牧場への出資によるもので、直接的な賠償対象にはならないと判断した。ただ、同牧場の破綻と原発事故の因果関係が認められた場合は、直接被害や風評被害の賠償に応じる。賠償金は、同牧場を通じてオーナーに弁済される形となり、どこまで損害が認定されるかが今後の焦点となる。

 

 同社は繁殖牛の所有者を募集し、生まれた子牛を買い取り、出資者に売却益を還元する独自の制度を運営。高利回りの利殖手段として会員を拡大してきた。民間調査機関の帝国データバンクによると、負債額は約4330億円で、今年最大の企業倒産。うち約7万3000件、約4207億円をオーナー契約者の債権が占めている。

 

 

 

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唸声


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このページは、唸声が2011年8月31日 12:52に書いたブログ記事です。

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