写真は大紀元日本版の一面、毎年300万トンもの地溝油が中国の食卓で使われると言うショッキングな見出しだ。(9/24、上野でおばちゃんが配っていた)
地溝油は、下水や廃油、レストランの使用済み油をこれまた不衛生な汚いところで再精製してつくる大変に汚い油のことであるが、見た目は分からない。当局がここ数年かなり力を入れて摘発を繰り返しているが、減ることはなく、毎年増え続けている。
この300万トンの地溝油であるが、少なく見積もっての量である。中国での食用油の年間消費量は2250万トンなので、300万トンはその13%にあたる。それも少なく見積もってとのことになると15%~20%は地溝油なのではあるまいか?
これだけ大々的に作っていれば、トラブルも起こる。9/17、地溝油を報道した洛陽テレビの李翔記者が10か所以上も刺されて殺害されている。これは報道により地溝油業者の恨みをかったものと推察される。
この刺殺事件の直前には山東省済南格林バイオエネルギー有限公司で100トンもの地溝油が摘発され、32名が逮捕されている。この業者は1日に数十トンの地溝油を生産し、「米ぬか油」として、市場で販売していたと言う。
地溝油に含まれるアフラトキシンは毒性をもった発がん物質、肝臓がんを引き起こすと言われている。また、発がん物質だけでなく、重金属など含まれている可能性もあり、かなり危険な油でもある。
以前は屋台やレストランで使われていると言われていたが、ここまで多くなると食卓にも知らないうちに使われているのではないかというのが、本記事の内容である。
地溝油の製造光景↓オエッとくる。こんな油が店頭に何食わぬ顔して並んでいる。
http://datefile.iza.ne.jp/blog/entry/1267901/
中国で油を見たら、地溝油を疑え!かな
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