写真は地下鉄10号線の追突事故で負傷した乗客/BackChinaより、以下には他31枚の写真あり
中国では電車が何らかの異常で止まったら、追突されることを覚悟しないとならないのか?今回の事故では死者が出なかったことが救いではあるが、原因究明と対策はなされるのか?現在、中共では原因よりも美談を探しているに違いない。
【IZA9/27-中国最大の経済都市が騒然 けが人続々と搬出】
中国最大の経済都市、上海市中心部で27日発生した地下鉄事故。現場近くの駅の出入り口からは担架などでけが人が続々と運び出され、周辺は数十台の救急車のサイレンとやじ馬で騒然となった。
現場近くの地下鉄10号線の「老西門」駅。事故が起きた列車に乗り合わせ、地上に出てきた女性は、赤ちゃんを抱きながら「ドン、と衝撃があった」と興奮した様子で話した。地下鉄の出入り口からは白髪の老人らが担架で次々に運び出され、救急車で搬送された。
周辺は警察官が道路を封鎖し、数百人のやじ馬でごった返していた。現場を通り掛かった女性は「また鉄道の事故か。怖い」と話し、7月に起きた浙江省の高速鉄道事故など相次ぐ鉄道事故に不信感をあらわにした。(共同)
【IZA9/27-上海地下鉄追突「世界一」もろさ露呈】
軌道の総延長「世界最長」を誇る地下鉄で追突事故が発生した。中国の鉄道メーカーは、高速鉄道と同様、地下鉄車両も海外に輸出する計画を着々と進めてきたが、中国の鉄道技術に対する国際的信用のさらなる失墜は必至。一部の中国メディアによると、上海市営地下鉄の制御系統は、追突事故を起こし40人の死者を出した高速鉄道の区間と基本的に同様の技術を採用。信号設備は同一企業が製造したとの情報もある。
上海テレビは先行車両が何らかのトラブルで停車か徐行していたところに後続車両が追突したと報じた。高速鉄道事故でも先行車両がトラブルで停車後、徐行運転していたにもかかわらず、後続列車に青信号が発信され、追突に至った。中国の地下鉄でも、高速鉄道と同様、追突防止のため1区間に1編成しか入れない閉塞区間の自動制御システムを採用している。今回、このシステムが機能しなかった可能性が高い。(共同)
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