心を覗くとこうなる----SF世界の実現
写真は左が対象者の見た映像で右が脳内で作り出された映像/YouTubeより
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=nsjDnYxJ0bo
カリフォルニア大学バークレー校の西本伸志先生による研究である。fMRIにより視覚野の血流を測定し、これを解析して、視覚的なイメージに再変換を行ったものが上記の写真である。
まさに革命的な映像化である。SFの世界では早くから脳内に残されたイメージの視覚化が描かれていたが、これが現実のものとなった。
昏睡患者や話すことのできない身障者への応用も考えられる。犯罪捜査や裁判へも使えるようになるか???
西本伸志先生は大阪大学大学院で視覚神経科学を研究し、カリフォルニア大学バークレー校へ移った。「初期視覚野の機能的構造は半球を隔てて保存されているか?」のレポートが日本語で読めるので参考にされたし。以下PDFの20頁
http://www.biol.tsukuba.ac.jp/vision2010/vision_forum_2010_abstract.pdf
スパコンを使えば、もっと鮮明な画像を再構築できるかもしれない。そう、二番じゃダメ、さらに上を目指さなくてはならない。
同研究に経済的に厳しい米国でもかなりの金を出すであろう。火星もいいが、脳内の宇宙は手の届くところにあるのだから。我が国では二番大臣がいるようでは、米国のように金を出すこともないであろう。頭脳流出で脳内イメージは米国に流れてしまうのか・・・。
コメントする