写真は発見されたGairsoppa号/YouTubeより
【IZA9/27-深さ4700mの海底で撃沈の貨物船発見】
第二次世界大戦中にナチス・ドイツの潜水艦Uボートによって約200トンの銀を積んだまま撃沈された英国の貨物船を、米国の海洋探査会社が北大西洋の海底で発見したと、英BBC放送などが26日に伝えた。
同船の銀は現在の価値で約1億5千万ポンド(約178億円)相当とされる。銀そのものは確認されていないものの、同社は引き揚げに成功すれば、海から引き揚げられた貴金属類としては過去最大級になるとしている。
BBCなどによると、この船は1941年2月にUボートの魚雷攻撃によって沈没した汽船ゲアソパ号で、アイルランド沿岸から南西に約500キロ、深さ約4700メートルの海底で見つかった。現場は公海で、同社はビデオカメラに映った船体の特徴などから同船と断定した。インドから英国に向かっていたが、沈没に伴って80人超が死亡、1人だけが生き残った。(共同)
米国の海洋調査会社はOdyssey Marine Exploration Inc、英国と2010年にサルベージ契約を結んでおり、引き上げた財宝の80%を獲得できる。
Odyssey Marine Exploration Inc は、2007年に大西洋で発見した50万枚の金貨と銀貨をめぐってスペイン政府と法廷闘争中であり、今回の発見は英国政府と契約があるので問題はない。
サブマリン特許のように、必ずオレのものだと主張する輩が出てくるのが埋もれていた財宝の常でもある。
今回の船にはインドの紅茶も積まれていたが、これは当然ダメ、ワインでも見つかれば、オークションでそれなりの価格はつくであろうが・・・。
ドイツ軍のUボートの日誌によれば、ゲアソパ号は1941/2/16 08:00に攻撃を受け、20分で沈没した。85名が死亡し、1名が助かった。この助かった二等航海士の名前はRichard Hamilton Ayresで1992年まで生存した。以下は本人の写真↓
http://www.uboat.net/allies/merchants/crews/person/7628.html
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