▼唸声の気になる写真/アマゾンの巨大ダムか原発か?

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写真はペロモンチダムの完成予想図/ピースフルプラネットより

http://thepeacefulplanet.org/2011/09/12/belo-monte-dam-marks-a-troubling-new-era-in-brazils-attitude-to-its-rainforest/

 

中国の三峡ダムを見てもメチャクチャだし、アマゾンも同じことになるのかな?やっぱり、日本の技術を導入して原子力発電がいいんじゃないの!

 

IZA11/1-【Nature】アマゾンに巨大ダム 「地球全体の損害」反発も】

 手付かずの大自然が残り、伝統的生活を続ける先住民が暮らすブラジル・アマゾン地方で6月下旬、出力で世界第3位となる水力発電用の巨大ダムの建設が始まった。経済成長でエネルギー不足への危機感を持つブラジル政府は、抗議する先住民を物資で懐柔。市民団体は「アマゾン開発は地球全体の損害」と反発している。

 

 ■9割弱を水力発電で賄う

 資材や重機を積む大型トラックが砂ぼこりを上げ、絶え間なく行き交う。舗装作業が続く道路の先では木々を切り倒し、整地作業が進んでいた。

 

 北部の最大都市ベレンから約500キロ。アマゾン川支流シングー川の「ベロモンチダム」建設現場。中国の三峡ダム、ブラジル・パラグアイ国境のイタイプダムに続く出力約1100万キロワットのダムとなり、2015年ごろに発電を始め、完成は20年ごろの見込みだ。

 

 バイオ燃料自動車が一般的なブラジルは「環境先進国」と呼ばれ、9割弱を水力発電で賄う。地震がほとんどないため、前政権が現在2基の原発の50基以上への増設を計画。現政権は福島第1原発事故を受けて6月に見直しを表明した。直後に内外の反発で先延ばしになっていた巨大ダム着工に踏み切った。

 

 ■先住民を物資で抑え込み

 色鮮やかな野鳥が舞い、濁った水が緩やかに流れる川沿いの集落。「川が干上がり魚が捕れなくなったら、どうやって生きればいいのか」。アララ部族の族長、ジョゼ・アララさん(30)が嘆く。ダムで川の流れが変わるため、命綱ともいえる漁への影響が懸念される。

 

 先住民らは、顔や体に色を塗る伝統的な姿で首都ブラジリアに出向き抗議を重ねた。これに対し、政府や建設会社は昨年から緊急支援名目で10部族以上に月額3万レアル(約130万円)相当の物資供給を順次開始。地元住民を作業員に雇い、反対運動を抑え込む。

 

 建設中止を求める多数の訴訟があり、一時中止を命じる判決が出たこともあるが、控訴審で覆るなどして計画に大きな変更はないままだ。

 

 現金収入の少ない先住民の生活は一変しつつある。建設差し止め訴訟の原告の一人で「開発に合意したわけではない」と話すアララさんですら、テレビなどが並ぶ住居で「建設は止められないだろう」と小声で漏らす。

 

 ■目的は資源

 ダム建設について、地元記者は「周辺に鉄鉱石やボーキサイトなどの鉱物資源が大量に眠り、開発には電力が必要」と指摘。地元商工会のソアレス会長(49)は「ダムの利益で病院や学校ができる。交通インフラの整備でエコツーリズムも盛んになる」と期待する。

 

 アララさんは「国際社会に助けを求めたい」と話すが、抗議活動を支援する市民団体のレナタ・ピニェイロさんは「資源がほしい外国政府は文句を言えない」と分析、「各国の市民団体が協力して世界的運動に発展させる以外に差し止める道はない」と訴えた。(ベロモンチ 共同/SANKEI EXPRESS)

 

 

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唸声


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このページは、唸声が2011年11月 1日 23:00に書いたブログ記事です。

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