▼唸声の気になる映像/アフガンにボーリング場、女性もできるのか?

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写真は妙な手つきでボーリングをする26歳の経営者Meena Rahmaniさん/YouTubeより

http://youtu.be/dqaEFVEKnP4

19秒後に同経営者がボーリングの玉を投げるが、次のシーンであら不思議、玉の色が変わっている。

 

カブールのボーリング場「The Strikers」のコーヒーは15ドルで同地の平均日給を上回っている。1時間のゲーム代は35ドルで7日分の労働が1時間で消費されるお金持ちのお遊びである。

 

映像には経営者以外に女性の姿はない。女性がボーリングをすれば、鞭打ちとなるのだろうか?

 

IZA12/18-アフガンに初のボウリング場登場 経営者は26歳女性】

 アフガニスタンで、国内初のボウリング場が首都カブールに登場した。開設したのは、内戦やイスラム原理主義勢力タリバンの支配を逃れるため国外で16年間過ごした後、母国に戻ったアフガン女性のミーナ・ラフマニさん(26)。約30年の混乱で失われたアフガン人の明るさを少しでも取り戻したいと投資した。日本と同じでき映えのボウリング場はアフガン人で連日盛況だ。(カブール 田北真樹子)

 

 ボウリング場「ザ・ストライカーズ」は、カブール市内中心部のシャレナウ地区にひっそりとある。外観は小さな看板だけ。トタンのドアを内側から開いてもらって入ると、自動小銃を持った警備員たちが構えていたが、身体検査などを抜けると別世界が広がる。

 

 赤や木目を基調とした欧米風のレストラン。隣には、最新システムを導入した12のボウリングレーン。アフガンとは思えない光景だ。

 

 「そういう驚きを得られることを目指したんです」と、ミーナさんは語る。インテリア用品などは北米や中国から輸入。ボウリング場の建設は中国企業が担った。料理もイタリア料理がメーンだ。

 

 ミーナさんがボウリング場建設を思いついたのは2009年。カブールに約16年ぶりに戻ってきたときだ。1992年に内戦を逃れるため家族とパキスタンに脱出、06年からは夫とカナダ・トロントで暮らしてきたが、09年に両親がカブールに戻ったのを機に里帰りした。その時、「ここは、苦労や悲しみばかりで、笑顔をもたらすはずの娯楽がないことに気づいた」。そこで、カナダで楽しんだボウリングを思いついた。

 

 先祖から引き継いできたカブール市内の土地をすべて売却して約百万ドルの資金をつくった。建設の全行程につきっきりで関わった。

 

 建設現場の労働者らからは「この娘がオーナー?」と何度も複雑な顔をされた。だが、「この国に変化をもたらすことを誓っているから、全く気にならなかった」。

 

 9月にオープンして3カ月が経過した。評判は口コミなどで広がり、1時間35ドルとアフガンではかなりの高額だが、連日多くの人でにぎわう。特に休日前の木曜日夜は全レーンが埋まる。

 

 多くのアフガン人にとってボウリングは未知のスポーツ。それでもこの3カ月でリピーターもできた。カブール市内の貿易商、サイード・ハリドさん(35)も週2、3回は通う。「カブールでボウリングができるようになるとは思わなかった」と大喜びだ。

 

 1日平均百人の来店があるが、機器のメンテナンスや自家発電機用の燃料費など経営的には厳しい。だがミーナさんは「アフガンを発展させるのは、外国で教育を受けたアフガン人の責任」と力を込める。

 

 ミーナさんは、このボウリング場から国際大会に出場できるような選手を育成したいと思う。アフガン人の可能性がまたひとつ、広がった。

 

 

 

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唸声


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このページは、唸声が2011年12月18日 22:30に書いたブログ記事です。

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