写真はニセ鴨血、中身は豚の血、しかもホルムアルデヒドたっぷり/BackChinaより、火鍋にはなくてはならない鴨血だが・・・
http://news.backchina.com/viewnews-176310-gb2312.html
ブタの血の入ったバケツ、塩水加え、着色すれば、ハイ鴨血の一丁上がり、後はホルムアルデヒド溶液で固めるだけ、中国人も鴨血は健康にもよいとされ大好きなのだが、こうした製造現場を見ると自慢はできないようだ
【安徽省利辛県】同県商工局は「ホルムアルデヒド鴨血事件」でホルムアルデヒドが基準の400倍を超えるニセ鴨血が10数トン売られていたことを調べている。昨年の9月、順河路自由市場で売られている鴨血がおかしいと消費者から告発があり、抜き取り検査をしたところ、ホルムアルデヒドが基準値の422倍と247倍入っていることが確認された。
調査によれば、製造者は2010/9よりブタの屠殺場よりブタの血を大量に安く買い、李某と言う指南役の指示に従い、ブタの血を煮て、水の中に入れ、ホルムアルデヒドを加え、2~3時間浸したのちに鴨血が出来上がるというもの。
このホルムアルデヒドニセ鴨血を10数トン、6万元≒73万円を販売したと言う。11トンと仮定すれば、1kgで66円とかなり安い。製造者は逮捕され、裁判を待っている。
ホルムアルデヒドは希薄な溶液でも細胞原形質のタンパク質を不可逆的に凝固させ、すべての細胞機能を抑止させる作用があり、ホルムアルデヒドを加えて作ったニセ鴨血は日持ちがするし、色も良く、ボロボロにならないとされている。
鴨血は、動物の血液の中でもっともソフトで美味しいとされている。しかし、鴨血の生産量は少なく、こうして安い豚の血を代用で使う。中には工業用塩を使うものもあり、急性食中毒をもたらすこともある。
上記、記事に書かれている鼻咽頭癌、鼻腔癌、鼻副鼻腔癌、白血病を引き起こす可能性があるとしているホルムアルデヒドの毒性は以下。
1、アレルギー性鼻炎と気管支炎を誘発して、特にぜんそくを引き起こす可能性があり、深刻な状態では死亡するケースもある。
2、眼および気道の炎症を引き起こしたり、免疫機能の低下をもたらす
3、酸化損傷を起こし、主に肝臓、心臓、肺、腎臓に神経毒性が現れる
4、不眠、精神集中できない、記憶力の減退、情緒不安定、食欲不振に陥る。
5、流産を招く、不妊など
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