写真は楽友協会の黄金の間ホールでのニューイヤーコンサート/YouTubeより
映像は2012/1/1、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーコンサートの伝統的アンコール曲である「ラデツキー行進曲」、指揮者マリス・ヤンソンスが客席をも指揮している。これも1980年のロリン・マーゼル以降、伝統的に引き継がれている。1987年のカラヤンも例外ではない。なんとなく元気になる曲である。
毎年楽しみにしている方も多いこのニューイヤーコンサートは1941年より毎年1月1日に行われるマチネコンサート(1951年はオーストリア大統領死去により1月14日に延期)で世界中に配信されている。アジアからはズービン・メータ(インド、1990・1995・1998・2007)と小澤征爾(日本、2002)が指揮者となっている。今回の指揮者はマリス・ヤンソンス(ラトビア 2006・2012)、ザルツブルグでカラヤンの薫陶を受けている。
さて、この映像でのもう一つのポイントはこの黄金の間ホールの様子である。やや小さいが実に素晴らしいホールであり、新年に相応しい豪華なホールである。板張りの床と天井裏には空間があり共鳴胴の役目を果たし、音響に豊かさを増している。
さて、このウィーンの黄金の間ホールで友人の金井敬氏によるコンサートが開かれる。2012年3月11日、東日本大震災の追悼コンサートで演目はヴェルディのレクイエム、日本から合唱団を引き連れての公演である。合唱での参加もまだできるとのこと。こんな機会は滅多にないので合唱経験のある方もない方もどうぞ。歌わなくとも応援ツアーもある。詳細は以下にて、ちなみに金井敬氏もカラヤンの薫陶を受けている。
http://legendofverdi.jimdo.com/
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