写真はバッハのチェロ組曲5番アルマンドを弾くビオラ奏者のLukas Kmitさん/YouTubeより
演奏中にノキアの無粋な着信音がユダヤの正統派教会に響き渡る。Lukas Kmitさんは慌てず騒がず、その無粋なテーマを即興でなぞり、変奏も加えた。まるで「音楽の捧げもの」のようにあたえられたテーマを弾きこなしたような感じだ。
先日、NYフィルでは携帯の着信音で演奏が中断した。この演奏会でもバッハは中断したものの、新しいバッハが加えられた。クラシックは譜面通りに正確に弾きこなすことが求められるが、たまにはこんなことがあってもよいかなぁ。ただ、この後でまたアルマンドに戻るのは、演奏者も聴衆も辛いかもしれない。
Lukas Kmitさんはこの教会のあるプレショフ生まれ、プレショフの音楽学校でバイオリンをはじめ、コンツェ芸術学院でビオラを勉強した。
コンサート会場:スロバキアプレショフのシナゴークの写真↓
http://jewish-heritage-travel.blogspot.com/2011/08/slovakia-more-highlights-from-slovak.html
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