このLong's Restaurantの写真はトリップアドバイザーから無料提供されています
この写真を撮った人の感想は「まずまず」であったが、グーグルマップに書き込まれているクチコミは、「ポテトはうまいが、グリースの中に魚が泳いでいる」と酷評。確かにフィッシュ&チップスはからりと揚がっていないとダメである。昔、日本で食べたら油でグチャッとしていた。サイテー!揚げ物の好きな唸声もがっかりだった。おまけにタバコの煙が半端でなくゲボゲボ、あれ以来食べていない。ところが、先日、英国人がTVで日本のフィッシュ&チップスは美味いと褒めていた。日本人は勉強家だって!
以下の写真は「Long’s Fish & Chips Restaurant」の外観/グーグルマップ・トスリートビューより
同店のグーグルマップ↓
http://maps.google.co.jp/maps/place?q=Long's+Fish+Restaurant+Belfast&hl=ja&cid=16119760851617488895
この金網がなんだかものものしい。
【IZA1/25-《外信コラム》ロンドンの甃、英国の巨大産業「フィッシュアンドチップス」】
英国・北アイルランドの中心都市ベルファストに英国で一番おいしいフィッシュアンドチップス店があると聞いて訪れた。約1世紀の歴史を持つ「ロングズ・フィッシュ・レストラン」。早速、タラのフィッシュアンドチップスを注文した。
半身にさばいた生のタラに衣をつけてカラッと揚げる。サイドはジャガイモの中で一番人気のある品種マリスパイパーのチップス。ロンドンでは冷凍のタラを解凍して揚げている店が多い。生のタラを揚げているので身がホクホクしていて柔らかく舌鼓を打った。値段は6ポンド(約720円)。
英国全体でフィッシュアンドチップス店は推定1万500店で、年2億2900万食が消費される。年商12億ポンド(約1440億円)の巨大産業だ。
地元PR会社勤務のヨリス・メンさん(52)は「今では北アイルランドはチップスをイングランド地方から輸入しています」と語る。19世紀のジャガイモ飢饉(ききん)では、現在の北アイルランドとアイルランドからイングランド地方へジャガイモの輸出が続けられ、アイルランド島で約100万人が餓死したとされる。
年1万トンのマリスパイパーがフィッシュアンドチップス用にイングランド地方から北アイルランドに輸入されていると聞いて、時代の流れを感じざるを得なかった。(木村正人)
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