写真はシリア・ダマスカスの米国大使館、EMBASSY OF T以降の文字が欠けている/YouTubeより
この映像を見る限り、既に大使館はもぬけの殻だ。23秒後にアサド大統領とロバート・フォード大使の写真がある。
「アサド政権がシリアを統治できていないことは明白だ」と米国は批判をしているが、民主党政権は日本を統治できているのか???
中露の拒否権であるが、その前に「国際連合」との翻訳がまやかしのもと。「国際」なんて言葉はどこにもない。「United Nations=連合国」もっと分かりやすく言えば、「第二次大戦戦勝連合国」だ。
日本も常任理事国入りと頑張っているが、如何せん武力行使できなくては屁の役にも立たない。益々、金の支払いが増えるだけ、日本が国連に多額の支出をしている姿は、敗戦国が未だに賠償金の支払いをするのとダブッて見えてくる。
さて、拒否権だが、北朝鮮に対してもシリアと同じことを提案すれば、中露は拒否権を行使するであろう。シリアでは4000人以上が政府側に殺されたとしているが、北朝鮮であればこの数どころではなかった筈、中国でも同じ、シリア同様に北朝鮮も中国も現在進行形で粛清が進んでいる。
そんな国が国連の常任理事国で拒否権を行使している。我が国では「国連中心主義」などと標榜する政治家もいるが、全く期待できる組織ではないことを知らねばならない。我が国はそんな組織に大金を支出している。
せめて拒否権の発動の際には100億ドルを負担すべしとしたらどうだろうか?
【IZA2/7-シリア大使館閉鎖 米、即時出国呼びかけ】
【ワシントン=犬塚陽介、ベルリン=宮下日出男】米国務省は6日、シリアの治安が急速に悪化していることを理由に首都ダマスカスの大使館を閉鎖し、フォード大使や職員を退避させたと明らかにした。また、渡航勧告を出し、シリア国内に滞在する米国人に即時出国を呼びかけた。
国務省のヌランド報道官は声明で、米国は昨年12月と今年1月の爆弾テロ発生をうけ、繰り返し大使館の警護態勢の改善を求めてきたが、シリア政府は「適切な対応を果たさなかった」と指摘。アサド政権がシリアを統治できていないことは明白だと批判した。フォード大使はワシントンに帰還するが、シリア反体制派組織の支援を継続し、平和的な政権移行プロセスを模索するという。
一方、フランスのサルコジ大統領は6日、ドイツのメルケル首相と会談後の共同記者会見で、同日午後にもシリア情勢についてロシアのメドベージェフ大統領と電話で会談すると表明した。
サルコジ氏は「仏独両国はシリアを見捨てない」と強調。メルケル首相も、国連安全保障理事会のシリア非難決議案が拒否権行使で否決された結果をロシアは熟慮すべきだと訴えた。
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