写真はAnwar al-Bilkimy議員と二番目のベリーダンサーの奥さん/アンマンシティーより
鼻を手術してインタビューに答えるAnwar al-Bilkimy議員の動画
整形手術をして、ヌール党を追われたAnwar al-Bilkimy議員だが、二番目の奥さんがベリーダンサーであり、ヌール党のイメージを悪くしたとも言われている。
「神にいただいた顔を作り替えるとは何事か」
これが韓国であれば、「親にいただいた顔を作り変えるとは何事か」となる。韓国では、キリスト教信者も多いし、儒教の影響も強いので、この神様とご両親にいただいた顔となるが、その顔はいとも簡単に作り変えてしまう。
大統領までが整形をするので、顔を作り変えても何の処罰もない。整形美人の不細工な母親から生まれた不細工な娘には、親が整形手術を勧める国である。イスラムの世界とは相容れない現実がそこにはある。
身分が低いものとの結婚を嫌うのはエジプトと同じかもしれないが、そんな身分は捏造すれば整形手術より簡単だ。
アンワル・ビルキミー議員は、こんなリスクを冒すくらいなら、友人にでも鼻を殴ってもらい、それから病院にいけばよかったのに・・・。
しかしながら、厳格な宗教であっても、こうした議員がいることが人間的であろう。あまりにも息が吐けないほどに雁字搦めにするのはよくない。だから、4人まで奥さんを認めている?なるほど・・・。
【IZA3/29-《外信コラム・千夜一夜》ある議員の醜聞…整形手術にダンサーとの離婚】
先のエジプト上下両院選で躍進した、イスラム教の原初回帰を唱えるサラフ主義政党「ヌール党」のある議員が今月、離党に追い込まれた。理由は整形手術。本人は「暴漢に鼻を折られたから」としていたのだが、担当医師に「嘘だ」と暴露されてしまったのだ。
サラフ主義者にとり神の意志はすべてに優先される。議員は党内で「神にいただいた顔を作り替えるとは何事か」と批判され、党を出ざるを得なくなった。
その上、この議員は最近、ひそかにめとった2人目の妻に離婚と慰謝料の支払いを求められ、それを政府系紙にすっぱ抜かれた。
同国のイスラム教徒男性は「妻は4人まで」との教えに基づき重婚が認められるから、議員に妻が2人いても不思議ではない。
問題はその相手が、官能的な衣装で踊るベリーダンサーだったこと。サラフ主義ではもちろん、社会的にも破廉恥だとみられることが多いだけに、ヌール党へのダメージにもなった。
選挙で同党は、宗教的な厳格さがクリーンイメージにつながった面も大きいのだが、政策論争そっちのけのゴタゴタに、国民からは幻滅の声も上がる。
くだんの女性ダンサーに電話で話を聞くと、現在は「(議員側から)脅迫されている」とのこと。醜聞は泥沼化の一途をたどっているようだった。(大内清)
Anwar al-Bilkimy議員の顔↓
http://sheikyermami.com/2012/03/06/noses-tummy-tucks/
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