写真は黒点1429地点で発生した太陽フレアX5.4/YouTubeより
太陽表面の巨大な爆発現象「太陽フレア」が3月5日X1.1と3月7日X5.4と立て続けに起こり、地球への悪影響が心配されている。
この巨大な太陽フレアにより、電波障害が生じる。その後、コロナからの質量放出が地球に届き、誘導電流が送電線に混入し、電力系統に不具合が発生、停電するだけではなく、電機・電子系統に瞬断やEMP(電磁パルス)被害が出る。特に宇宙空間にある衛星(通信衛星、GPS,気象衛星、偵察衛星など)や、巨大なアンテナとして働く送電線の被害が発生する。-ウィキペディア参照-
簡単に言うと、高周波無線通信、GPS、送電網へ悪影響を及ぼす可能性がある。また、低緯度エリアでオーロラを引き起こす。
太陽フレアはX線の強度により、A→B→C→M→Xの五段階(Xが一番大きい)に分かれている。また、各クラス内でさらに1-9まで直線状のスケールで強度を示し、今回のX1.1とX5.4は相当強度が強いことを示している。
こうして事前に分かっているので航空機等は障害が回避されるものと思われるが・・・。
【IZA3/8-「太陽嵐」が地球に接近 通信、飛行機に悪影響か】
米海洋大気局(NOAA)の宇宙気象予報センターは7日、太陽表面の巨大な爆発現象「太陽フレア」が6日に発生し、放出された電離ガス(プラズマ)などによる太陽嵐が地球に向かっていると発表した。AP通信によると、太陽嵐は最近5年間では最大の規模で、通信や送電線網、飛行機の運航などに悪影響を及ぼす恐れがあるという。
プラズマは時速640万キロの速さで地球に向かっており、米東部時間の8日午前1時~午前5時(日本時間同日午後3時~午後7時)ごろに地球に到達する見通し。9日午前(日本時間同日深夜)まで影響が続く可能性がある。
太陽嵐は太陽からエックス線などの電磁波や、プラズマ粒子が爆発的に放出される現象。地球の磁場や電離層が乱れ、通信や衛星利用測位システム(GPS)に問題が起きることがあるほか、停電を引き起こすこともある。1989年に太陽嵐が起きた際には、カナダで大規模な停電が発生した。(共同)
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