写真は南京での江蘇電力監督管理年度報告の新聞発表/江蘇電力監督管理事務室サイトより
http://njb.serc.gov.cn/news/2012-5/201257173744.htm
【中国最新情報5/22-江蘇省 昨年の発電量は3935億キロワット時で全国一】
江蘇電力監督管理事務室が発表した最新の「江蘇電力監督管理年度報告(2011)」によると、2011年、江蘇省の総発電量は3935億キロワット時で、前年比12.5%増で、発電量は全国一となった。
3935億キロワット時の発電量のうち、火力が3735.4億キロワット時(前年比94.92%増)で、残りの部分は水力、原子力、風力、太陽光である。このほか、江蘇の2011年の電力使用量は4282億キロワット時で、前年比10.8%増で、全国第2位だった。
「江蘇電力監督管理年度報告(2011)」では、2011年、江蘇の電力需要は安定的な成長を保持し、電力使用の増加は「前が高くて後ろが低い」という特徴があり、年間の電力需給には全体として逼迫し、ピーク期には不足し、年初と夏場ピークの電力使用量は何度も過去最高を更新した。
江蘇電力監督管理事務室担当者によると、2012年江蘇省の電力使用量は4650億キロワット時になると予想しており、また、今年の夏場のピークには特別検査を行い、緊急対応マニュアル、緊急対応チームの管理を強化し、電力の安全を保障し、住民の電力需要を満たすことにしている。〔新華網2012年5月8日〕
http://www.bizchina.jp/modules/nweek/index.php?no=0
この記事によれば、2011年度の江蘇省一省での発電量が3935億kwh、使用量が4282億kwh、2012年の予想使用量は4650億kwhとしている。また、発電量の95%が火力発電である。
わが国の2011年度の発電量は9372億kwhであり、火力が6107億kwhで65%、原子力が1007億kwhで11%、水力が628億kwhで7%である。2012年度はこの原子力の1007kwhが大きく落ち、火力が伸びる。(電気事業連合会2012/4/16より)
放射能アレルギーで原子力発電が落ち、火力にシフトすれば、バカ首相の約束したCo2削減25%も確実に無理(初めから無理)であるし、燃料費も跳ね上がる。
上記の江蘇省も原子力へのシフトをしなければ、燃料費どころか燃料の確保が一番の課題となろう。なにしろ、江蘇省一省での電力使用量が日本の総発電量の1/2に匹敵するのだ。
いつまでもあるとおもうな「化石燃料」で、太陽発電もいいが電車を動かすような電力はできない。だから、原子力を再開させねば、結局は石油と石炭、天然ガスに集中する。集中すれば、必ず紛争が起きる。
原子力を再開させないのであれば、日本は電気を使わない生活をしなければならない。それができるものだけが、原子力反対のバカ騒ぎをできるのだ。それも我が国が最貧国へ落ちていき、子どもや孫たちの仕事は海外へ求めねばならなくなることも理解しなければならない。
今と同じ生活をしながら、騒ぐことはできないと理解されたい。メディアは今売れることだけが重要で日本の将来など考えてもいない。ひょっとすると違う未来を夢見ているかもしれないが。
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