写真は宮川剛さん(50)/NY1動画ニュースより
ブルックリンの日本人デザイナー宮川剛さん(50)が5月19日早朝に逮捕された。LEDライトのバッグが爆弾だと思われ、市民の通報により逮捕されたものである。爆弾処理班が呼ばれたが、すぐに爆弾ではないことが分かった。だが、宮川さんは心理鑑定を受けるまでは拘束され、6月21日には裁判所に戻らねばならない。
こうした芸術?の誤解によるNYでの逮捕は宮川さんが初めてではなく、5年前にブルックリンの芸術家が模造潜水艦をクイーン・メリー2号に接近させ、逮捕されている。上記NY1の映像ニュースの1分9秒後がそれである。かなり意味合いが違うと思うが・・・。
「芸術は爆発だ」と岡本太郎は言った。これが現在のNYだったなら、すぐに逮捕されてしまうのか?イエメンでの自爆テロの犠牲者の数をみると確かにNYが標的にされているのなら、冗談や芸術では通じないのかもしれない。
芸術も時勢や場所により、おおらかさは失われていく。嫌な時代?嫌な国家???
【IZA5/23-日本人デザイナーの作品を偽爆弾扱い NY市警逮捕 親愛の情があだ】
米ニューヨーク市を中心に活動する日本人デザイナーが、同市ブルックリンの路上で自分の作品を展示したところ、偽の爆弾を仕掛けた疑いで市警に逮捕されていたことが22日までに分かった。逮捕されたのは宮川剛容疑者(50)=東京都出身。代理人は誤解に基づく逮捕としており、交流サイト「フェイスブック」を中心に支援の輪も広がっている。
同容疑者のサイトによると、19日未明、ブルックリンの路上で「アイ・ラブ・ニューヨーク」と書かれた袋にLED電球を入れた作品を樹木や電柱に取り付けたところ、通行人の通報に基づき逮捕された。この作品はニューヨークのデザイン週間に合わせて展示。報道によると、同容疑者はニューヨークへの親愛の情を示すつもりだったという。
フェイスブックのページには「彼は素晴らしい芸術家」などの書き込みが相次いでいる。(共同)
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