写真はイエメン兵士の並べられた遺体/YouTubeより、撮影している男性の悲嘆の声に胸が痛くなる。この映像は爆発物の破片を集めているようなぬるい映像ではない。
5月21日の軍事パレード訓練中に起きたアルカイダによる自爆テロは100名近くのイエメン兵士の命を奪った。数字で聞くのと映像を見るのとでは大違い。感覚の世界でこの悲惨さが伝わるのだろうか?
【IZA5/22-自爆テロに絡み2人拘束、軍服の下に爆発物 イエメン】
フランス公共ラジオによると、イエメン当局者は22日、首都サヌアで軍事パレードの訓練中に少なくとも96人が死亡した自爆テロに関連し、別の自爆テロを図ろうとしていたとみられる男2人を拘束したと明らかにした。
2人は21日の自爆テロの爆発直後、現場近くで軍服の下に爆発物を隠し持っていたところを見つかった。当局は、2人がさらなる自爆テロを試みようとしていたとみている。
イエメンではことし2月、長期独裁体制を敷いていたサレハ前大統領が辞任要求デモを受けて退陣し、ハディ暫定大統領が就任、民主化に向けた新体制づくりが進んでいる。21日のテロはハディ氏の就任以来、最悪規模となり、死者のほか約300人が負傷した。(共同)
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