▼唸声の気になる写真/米国:大干ばつのアメリカ

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図は全米干ばつモニターより、内陸部の干ばつが厳しい。これだけ見るとフロリダ半島は住みやすいか?いや、これからはハリケーンが来るかも・・・

直近6週間の変化↓

http://droughtmonitor.unl.edu/6_week.gif

 

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米国は1956年以来の大干ばつに襲われている。北京は61年ぶりの豪雨で都市が浸水した。なかなかバランスがとれない。穀物価格は上昇し、肉の価格も上がる。米国民は悲鳴を上げている。演説のうまいオバマ大統領も雨でも降らせないと再選は難しい。圧倒的な国力をもってしても、干ばつにも乱射事件にも勝てないのか・・・?

 

IZA7/22-米で記録的熱波 干魃で穀物価格高騰、世界経済のリスクに】

 【ワシントン=柿内公輔】世界の台所を支える米国の穀倉地帯が、記録的な熱波で1956年以来の大干魃(かんばつ)に見舞われている。トウモロコシ産地の農家は「先が見通せない」と天を仰ぎ、危機感を深めるオバマ政権は農家の支援策などを打ち出しているが、干魃の勢いの前に対応は後手に回っている。穀物価格は歴史的水準に高騰を続け、米国や世界経済の新たなリスクとなる恐れもある。

 

 「とにかく暑くて干上がっている。ひどいもんだ」

 

 アイオワ州南部ルーカスのトウモロコシ農家、デービッド・ミラーさん(60)は、産経新聞の電話取材にため息を漏らした。

 

 「コーンベルト」。中西部に広がるトウモロコシ産地はこう呼ばれ、中核をなすアイオワ、オハイオ、イリノイ、インディアナの4州で米国の生産高の半分を占める。ミラーさんは約65万平方メートルの畑を抱え、7月は収穫を左右する受粉期だが、なんとか受粉したトウモロコシは7割強。実は小さく、「すぐにでも雨が降らないと収穫は厳しい」。だが、天気予報では当面まとまった雨は望めない。

 

 トウモロコシ先物価格は6月以降、約46%高騰。農家にとっては収穫量の激減で相殺されてしまう。肥料や農業機械など先行投資も大きいため、ミラーさんの地区では、「ほとんど収入はなく、負債を抱え込む農家さえいる」。もっとひどいのは畜産農家で、家畜を維持する飼料代などが生計を圧迫しているという。

 

 米中西部は6月以降、極端な高温小雨に見舞われている。米海洋大気局によると、干魃被害は米本土の55%に及び、これは1956年以降で最悪の規模だ。

 

 オバマ政権は農家への低金利向け融資などの措置を講じつつある。ビルサック農務長官は18日に緊急記者会見し、「手を尽くして農家を助けたいが、政府にできることには限りがある」として、議会に支援策の立法措置を講じるよう要請したことを明らかにした。

 

 アイオワ州は今秋の大統領選の激戦州の一つ。干魃被害が政権批判に転嫁しかねないことへの危機感もありそうだ。だが、ミラーさんは「農家はすでに来年の作付けの構想を練る時期だ」と焦る。同州の農業団体幹部でもあり、「議会も大統領も責任を感じ、指導力を発揮してほしい」と、いらだちを隠さない。

 

 「毎日祈りをささげている」。もはや神頼みしかないと言いたげなビルサック長官の嘆きが、干魃の深刻さを象徴しているようだ。

 

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唸声


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このブログ記事について

このページは、唸声が2012年7月23日 13:00に書いたブログ記事です。

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