写真はシャムワニ/Backchinaより、これが一番大きなシャムワニかな?長さ1.7m、重さ26kg、尻尾を持っている武警は今にも涎を垂らしそうである。
http://news.backchina.com/viewnews-203133-gb2312.html
狭いところに閉じ込められて、既に42匹が死んでいた。一匹づつ担当者がシャムワニの状態をチェックしている。
3619匹のシャムワニを3台のトラックで野生動物救護研究センターへ運ぶところ
【広西崇左市】7月4日明け方に国境警備の崇左市人民警察は3619匹16トンのシャムワニを押収した。三人の容疑者を逮捕、3日夜国境を越えて密輸し、広東省呉川市などに販売する予定であったと話している。崇左市はベトナムとの国境に接している。
シャムワニはタイの旧国名に由来、インドネシア(ジャワ島、ボルネオ島)、タイ、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー南部、ラオス南部に生息しており、中国には自然生息していない。シャムワニはクロコダイル科クロコダイル属に分類されており、国際自然保護連合のレッドリストに指定されている絶滅危惧種でもある。
シャムワニはワニ革として利用され、ハンドバックやベルトになる。後頭鱗板は、4~6枚で1横列。頸鱗板は、ひとまとまりになっていて、大型の4枚が四角形に並び、その左右に小型の鱗板が、1枚ずつ並んでいる。背鱗板は、頸鱗板のかたまりから離れて、規則的に16~17横列、殆どの個体で、6縦列となっている。
もっとも広東に売られるのは食用、革としての利用もするが、なかなか美味いようだ。
絶滅危惧種の野生動物の売買でこれほどの大量となると10年以上の懲役及び全財産没収となる。(中国刑法341条)
コメントする