孫社長が大飯原発で「千歩譲って(需要が)ピークの夏場限定なら理解できない訳ではない」と話しているが、「千歩譲る」とはどういうことか?需要ピークには太陽発電では対応できないと自ら本音を漏らしたのか。
商売人として、原発と比較されてはコスト競争に勝てない。太陽発電で儲けるためには、原発は邪魔である。だから、原発運転はしてもらいたくないのだ。商売人が国家レベルに出てきて大丈夫なのか?商売人が大使をやれば、国益よりも優先するモノがある。孫社長も同じだ。カンのように出来の悪い政治家も同じ、出来の悪い政治家と商売人が始めた事業が国策として正しい筈がない。
太陽発電も一つの発電方法として必要性はある。しかし、家庭用の電気を作る程度であって、工場や電車を動かす電力ではない。如何に大規模太陽発電であっても大規模電力は作れないのだ。
7/1スタートしたソフトバンク京都ソーラーパーク(89000㎡)では年間420万kwhができるそうであるが、コマツの茨城工場は年間に1696万kwh(2007年度)の電力を使用している。
http://www.komatsu.co.jp/CompanyInfo/csr/2010/pdf/27.pdf
つまり、東京ドーム1.9個分の面積を使っても、コマツの茨城工場を動かせないのだ。単純計算となるが、太陽発電で同工場を動かすには、東京ドーム7.7個分の面積が必要となる。自然エネルギーに幻想を抱いてはならない。
【IZA7/2-孫社長が批判 大飯原発、運転継続は理解できない】
ソフトバンクの孫正義社長は1日、関西電力大飯原発3号機の原子炉起動に関連し「千歩譲って(需要が)ピークの夏場限定なら理解できない訳ではないが(運転を)継続するのは全く理解できない」と批判した。京都市内で記者団の質問に答えた。
孫社長は平成26年度末までに、太陽光と風力を利用した発電所を計11カ所に増やし、発電能力も約23万キロワットまで引き上げる計画を公表。「(政府や電力会社は)長期的に大きく物事をとらえて判断すべきだ」と述べ、原発から自然エネルギーへの移行を加速する必要性を訴えた。
発電事業は、子会社SBエナジー(東京)が手掛ける。11カ所のうち10カ所が大規模太陽光発電所(メガソーラー)で、北海道苫小牧市の施設が約11万キロワットと最大となる。島根県には4万8千キロワットの風力発電所を建設する。
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