写真は今回の臓器事件に発展したフロリダ北西端のペンサコーラのレンタル倉庫(セルフ・ストレージの文字)/BackChinaより、ユニット単位の倉庫の中身を買った新しいオーナーから異臭がするので調査をしたら、出てきたものはホルマリン漬けの臓器・・・。この倉庫は2012年8月19日の週に落札された。
http://news.backchina.com/viewnews-210334-gb2312.html
現場写真かどうかは不明だが、こうしたホルマリン入りカップに入れられた脳みそがこぼれていたと言う。この他にも心臓や肺など約100人分の臓器があった。但し、保存状態が悪く、腐っていたのもあり、売買?できる状態ではない。炎天下にさらされる倉庫の中だけに・・・。
大半はこんな容器に入っていた。通常はネームシールが貼られるが、ほとんどが貼られていないために誰のものか分からず、遺族にも確認できないと記事に書かれている。でも、臓器を見せられて、家族が分かるの?「わぁー、父ちゃんの心臓だ!毛が生えてる?」なんて・・・???
レンタル倉庫を借りていたのはDr. Michael Berkland、1997年~2003年にペンサコーラで検死官をしており、検死報告書を提出しなかったために2003年に解雇されている。この臓器のコレクションが犯罪になるかどうか?地元の検察官は、性目的ではないので、犯罪にはならないとしている。臓器標本に関しては遺族の同意書があるのか?ネームシールがないのでそれすら分からないが、検死官が立場を利用して、遺族の承認なしに臓器標本を採っていたとすれば、これは遺体損壊罪となろう。
レンタル倉庫オークション(ストレージ・ユニット・オークション)とは、ユニット単位の倉庫ごとオークションにかけること。オークション参加者は、倉庫の中身を表面だけ見て価格を決めるので、ギャンブルでもある。しかし、こうした倉庫には、野球カードなどのお宝が隠されている場合もあり、現在米国でも人気上昇中のオークションでもある。オークションにかけられる倉庫はレンタル料を払えなくなったものなどもある。
こうしたストレージ・ユニット・オークションをTV番組化した「オークション・ハンターズ」↓
http://www.spike.com/shows/auction-hunters/
このサイトの冒頭に「オークション・ハンターズについて」書かれているので紹介しよう。
『毎日、アメリカでは、公売(税金滞納により公官庁が差押物件を競売すること)を行うレンタル倉庫が1万以上もある。請求権のなくなった財産を探すハンターたちにとって、それぞれの倉庫はドル箱なる可能性もあるいは失敗する可能性もある』
毎日1万以上もあるのかなぁ?2012年上半期の米国の自己破産は632130件、このうちの15%がレンタル倉庫を使ったとして94820人である。これにレンタル料金を払わず、権利放棄をしたもの、落札しなかった倉庫も追加されれば、1万以上になるのか???
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