写真はキルクークでの自動車爆弾テロの犠牲者/YouTubeより、20秒後の映像で黄色い車の後ろで助けを求める少年が横たわる父親の隣にいる。
テロとの戦いでテロがテロを呼び起こした。ジャスミン革命と聞こえはいいが、独裁者のいなくなった中東はどこも不安定であり、こうしたテロが続けられる。宗派が違えば、人を殺すことに何の躊躇もない。また、欧米の価値観など何の意味も持たない。自信過剰の米国はパンドラの箱を開けてしまったようだ。
シリアは崩壊前に内戦状況となり、アサド政権が倒れてもこの内乱は止むことはない。内乱を止めるには、今以上の強権が必要であるが、そんなものはない。
【IZA8/17-イラクのテロ死者59人 アルカイダ系の犯行か】
AP通信によると、イラク北部タルアファルと中部クートで16日夜、自爆や自動車爆弾によるテロがあり、少なくとも計14人が死亡した。イラクでは同日朝から治安部隊への銃撃なども相次ぎ、死者は1日で計59人に上った。
犯行声明は出ていないが、イラク戦争後のイスラム教シーア派主導政権に反発する国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力による犯行とみられる。
ラマダン(断食月)入り直後の7月23日には国内各地で計約120人が死亡する多発テロがあり、アルカイダ系勢力が犯行声明を出した。(共同)
コメントする