写真は金正恩第一書記に睨まれた李英浩参謀長/BackChinaより、この時に運命は決まっていたか・・・
http://news.backchina.com/viewnews-222213-gb2312.html
はじめは金正恩と李英浩は並んでいましたが、次は一歩下がっています、「師」いや「元帥」の影を踏まずか、「死」の影か?
朴南基部長はデノミ失敗で処刑されたと言われていましたが、党内図書ではスパイ容疑で処刑されたことが分かりました。あの歳でスパイもないものだと思いますが、金王朝の前には党幹部も庶民もありません。そういう意味では平等です。さすがに死んだ人間が李英浩参謀長のことまでは書けませんが、本の著者が生きていれば、きっと書かれたでしょうね。
李英浩参謀長は「反党、反革命分子」と断定され、軍閥主義を掲げて党派を組んだこと、婦人が麻薬取引に関わっていたことで解任されたとしていますが、なにやら温泉に軟禁されているとも?軍部で人望が厚いために処刑は難しいのか?それとも、既に死んでいるのかな?
【IZA11/27-労働党部長、韓国スパイで処刑 北朝鮮の記録書籍入手と報道】
韓国紙、朝鮮日報は27日、北朝鮮で2009年11月に実施されたデノミネーション(通貨呼称単位の変更)の後、朝鮮労働党の計画経済・財政担当の朴南基部長(当時)が、スパイ容疑で粛清されたことを記録した北朝鮮の内部書籍を入手したと報じた。
朴部長は急激なインフレの責任を問われ処刑されたとみられていた。書籍には朴部長が人民裁判にかけられ「南朝鮮(韓国)経済を受け入れようとした」との自白をしたとして韓国のスパイとされ、10年3月に死刑宣告を受け、執行されたと記載されているという。
書籍は10年6月に死亡した李済剛党第1副部長が執筆の半ばで亡くなり、残した原稿を基に昨年12月に死亡した金正日総書記が発刊させたという。(共同)
この本は去る11日朝鮮中央TVが放映した記録映画'光る人生の中'第25話('崇高な同志愛は歳月の最後まで')にも紹介されています。332頁の党内図書「혁명대오=革命隊伍」で金正日の腹心中の腹心である李済剛党第1副部長が執筆しています。但し、李済剛氏は2010/6に交通事故にて死亡、残った原稿をもとに党内図書は発行されました。
朴南基氏をはじめ、チョン・ハチョル元党宣伝書記、チェ・ムンドク元社会安全省政治局長、リ・スギル元両江道党責任書記の、北朝鮮高官4人の粛清秘話が記録されています。
金正日総書記は自身の失政責任を幹部に押し付け、李済剛氏にこの本を書かせたのではないかとも言われています。誰も本に書いてあることを信用するモノはいません。韓国ばかりか北朝鮮でも同じです。
死人に口なし、シナリオ書き放題!歴史は頭でつくられる!お隣も一緒なので歴史認識とは何か?その時の気分次第となります。
しかし、党内図書がどうやって韓国の手に渡ったのでしょうか?スパイがいるのでしょうか?それとも、わざと盗ませたのでしょうか?
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