写真は地面に広がるユスリカの大量死骸でスリップし湖に落ちた大型トラック/騰訊網より
http://hb.qq.com/a/20121115/000373.htm
写真は湖から引き揚げられた大型トラック、周りはまだユスリカで一杯/博訊より
http://news.boxun.com/news/gb/china/2012/11/201211151004.shtml
【湖北省】11月14日午前6時半頃、工事現場へレンガを運んでいた大型トラックが突然ブレーキが利かなくなり、車体を制御できず、東湖へ落下した。幸い、トラック全体ではなく、運転席部分が着水しただけであり、運転手は無事であった。原因は地面を覆っていたユスリカで現場には20mのブレーキ痕があった。地面はユスリカの死体で、まるで「機械油」の様だったと言う。尚、東湖をめぐる道路は、大型車両は通行禁止であり、運転手は100元≒1273円の罰金を科された。
ユスリカの爆発的な発生は、東湖の富栄養化にあり、また、ユスリカの幼虫=アカムシを食べる魚が少なくなっていることも考えられる。東湖では、ユリカモメが冬になると渡来し、ユスリカを捕食している。東湖でのユスリカは11月から12月にかけて発生をする。
記事には、夜になり寒くなってユスリカが大量凍死して地面に堆積したと書かれていたが、13日晩の最低気温は4℃であり、凍死をするのだろうか?ましてや、発生が11月から12月であれば、なおさらのこと、4℃でも耐えられるから、12月の発生も可能な筈だ。
このユスリカの死骸が風化し微細な粒子となり、これを吸い込むことにより、喘息やアレルギー性鼻炎が起きると言われている。東湖に喘息患者やアレルギー性鼻炎患者がどうなのか調査をしてもらいたいものだ。尚、ユスリカはヒトの血を吸うことはない。
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