写真は開花したスマトラオオコンニャク/YouTubeより、開花後8時間で悪臭の頂点とか
【バーゼル】11月19日、バーゼルの植物園で世界最大の花とされるスマトラオオコンニャク(別名:ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻)、学名Amorphophallus Titanum、英名Titan arum)が開花した。この花は7年に1度、しかも二日間しか咲かないとされている。黄色の雌しべは高さ2.27メートルで、塊茎の重さは13.6キロを超える。
名前は、サトイモ科コンニャク属であり、スマトラ島の熱帯雨林に自生することで「スマトラオオコンニャク」と付けられた。この花は強烈な腐臭を発生させ、腐肉を食べる昆虫たちを引き寄せ、受粉する。中国名では「尸臭魔芋=死臭コンニャク」とそのものズバリの名前である。
前回、バーゼルの植物園でスマトラオオコンニャクが咲いたのは2011年4月23日であり、7年経たずに2度目が咲いている。わが国では小石川植物園にあり、前回の開花が2007年9月8日なので2014年に咲く予定。是非、このニオイを嗅いでみたい。
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