写真はサムスン=삼성・華城=화성工場の猛毒の漏れた老朽化バルブ/YouTubeより
【華城=ファソン】1月27日午後1時30分、サムスン華城工場内でフッ化水素酸供給装置に異常が発生し、午後11時より、5名の作業員で配管交換の工事を行い、28日午前4時46分作業を終了した。ところが、午前7時30分頃から作業に参加した5名が首と胸に痛みを訴え、近くの病院に運ばれた。さらに、この中の一人の様態が深刻であり、漢江聖心病院に移したが午後1時35分死亡した。 残りの4名は軽度の負傷であり、治療を受け、退院している。
亡くなったのは朴某氏(35)で作業員の班長で、防護服を着ないで作業をして曝されための死亡であろう。他の4名は防毒マスクと防護服を着用しており、軽傷で済んだ。
2012年9月27日、韓国慶尚北道亀尾の工場でフッ酸が漏出する事故が起こり、作業員と付近の住民含めて3572人の死傷者を出している。この事故は、韓国政府の対応が遅かったことで被害が拡大した。
【IZA1/29-サムスン工場で猛毒漏れ…作業員5人死傷 ソウル近郊】
【ソウル=共同】韓国メディアによると、ソウル近郊の華城にある同国の半導体・電子機器最大手サムスン電子の半導体工場で27日夜から28日にかけ猛毒のフッ化水素酸(フッ酸)が2度漏れる事故があり、作業員1人が死亡、4人が負傷した。
聯合ニュースによると、同社は事故を消防などに通報せず隠蔽(いんぺい)し、当局の指摘を受け認めた。漏れたフッ酸の量も、当局側が10リットルと推定するがサムスンはもっと少ないなどと主張している。
フッ酸は日本でも毒劇物法で指定される揮発性の液体。皮膚を壊死(えし)させ、吸い込んでも死に至る危険がある。
工場では、貯蔵施設の老朽化で最初の漏洩(ろうえい)が起き、サムスンの関連会社の作業員5人が修理に当たった際にも漏れ出していたとみられる。うち1人が頭痛を訴え病院で死亡した。
以下はウィキより、フッ化水素酸の中毒に関して
ヒトの経口最小致死量 = 1.5 g、または 20 mg/kg(体重あたり)。スプーン一杯の誤飲(9%溶液)で死亡の事例もある。 吸引すると、灼熱感、咳、めまい、頭痛、息苦しさ、吐き気、息切れ、咽頭痛、嘔吐。症状は遅れて現われることがある 又、眼に入った場合は発赤、痛み、重度の熱傷を起こす。皮膚に接触すると、体内に容易に浸透する。フッ化水素は体内のカルシウムイオンと結合してフッ化カルシウムを生じる反応を起こすので、骨を侵す。濃度の薄いフッ化水素酸が付着すると、数時間後にうずくような痛みに襲われる。生じたフッ化カルシウム結晶の刺激によるものである。また、浴びた量が多いと死に至る。これは血液中のカルシウムイオンがフッ化水素によって急速に消費されるために、血中カルシウム濃度が低下し、しばしば重篤な低カルシウム血症を引き起こすためである。この場合、意識は明晰なまま、心室細動を起こし、死亡する。
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