写真はユーロ動画ニュースより、アルジェリア天然ガスプラントの人質写真と思われる。ご家族は心配であろう。
http://www.euronews.com/2013/01/16/japanese-and-french-oil-workers-reportedly-kidnapped-in-algeria
アルジェリア天然ガスプラント人質事件では日本人3名、フランス人1名、米国人7名・ノルウェー人13名、英国人多数など41名が囚われているようだ。首謀者はアルカイダ元幹部Mokhtar Belmokhtar=モクタール・ベルモフタール(40)、タバコの密輸で資金を作っている。写真は以下のBBCで
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-21054521
マリへのフランス攻撃を止めさせるためか?それとも、人質ビジネスか?いずれにしても、ジャスミン革命で治安は一気に悪化し、アラブの春は危険がいっぱいである。これらの地では、重武装警備なくして安全なし!
【IZA1/17-伝説の隻眼「サハラの海賊王」がリーダー アルジェリア邦人拘束
アルジェリア南東部で外国人を拘束しているグループのリーダーとみられるベルモフタール氏はハレド・アブル・アッバスの別名でも知られるアルジェリア人。1980年代のアフガニスタンでソ連との戦闘に加わるなど、数々の武装闘争に参加し、戦闘で片目を失った伝説的な存在だ。
欧米メディアによると、ベルモフタール氏は多くの人質事件や麻薬の密売にも関わっており、専門家は「サハラの海賊王」と表現する。フランスの情報機関から「拘束不可能な人物」と呼ばれ、2007年にはアルジェリアの税関職員10人の殺害に関わったとして、アルジェリアの裁判所での欠席裁判で終身刑判決を受けた。
しかし最近では組織内でも危険人物とみなされるようになり、2012年にAQMIを離れ、独自のグループを立ち上げた。また、宗教的なイデオロギーと金銭目的の犯罪のどちらに重きを置くかは状況によって変わるとの見方もある。
一方、フランス通信(AFP)によると、「血盟団」と名乗るイスラム過激派武装勢力がモーリタニアのウェブサイトに犯行声明を掲載し、「フランス軍によるマリでの攻撃への大規模な反攻に成功した」と宣言。「我々の要求の達成が遅れれば、アルジェリアと人質の国に責任を負わせる。第1の要求はマリの人々への攻撃を止めることだ」とし、マリ国軍とフランス軍によるイスラム過激派への攻撃を批判した。
ロイター通信によると、モーリタニアのANI通信は、このグループが別の声明で、拘束現場の周辺に爆発物を仕掛け、人質を解放しようとすれば「悲劇的な結末」に至るとしていると伝えた。また、マリに向かうフランス軍機の領空通過を認めたアルジェリア政府について、半世紀前の旧宗主国フランスに対する血塗られた戦争に加わった先人を「裏切った」と糾弾。アルジェリア政府がマリとの国境を封鎖したことも批判している。(小雲規生)
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