写真は自己破産をした㈲ファクトリーナカタ本店/グーグルマップより、不採算店舗の閉鎖や同業他社との競争激化、及び高級スウィーツ離れで売上が伸びなかったことと、開店資金や設備投資などの有利子負債で収益は悪化し、資金繰りが限界に来たことで自己破産となった。多くのコンテストに優勝・入賞しており、残念な結果となった。ケーキは美味いが景気は悪いからか・・・。
2007年ジャパンケーキショーのディスプレイ部門で金賞を獲得した中田浩代表の写真↓
http://sugar-bouquet-ruri.blog.ocn.ne.jp/photos/uncategorized/cimg0431_4.jpg
中田浩氏が着ているコックコートにはCARATの文字があり、このCARATはファクトリーナカタのチョコレートブランドである。
【帝国データ2/22-「2012ジャパンケーキショー東京」で優勝の菓子メーカー、破産申請へ】
「兵庫」 (有)ファクトリーナカタ(資本金300万円、川西市西多田2-7-8、代表中田浩氏、従業員10名)は、2月21日に事業を停止し、事後処理を森永茂弁護士(大阪市北区西天満3-1-6辰野西天満ビル6階、電話06-6367-1615)に一任し、自己破産申請の準備に入った。
当社は、1986年(昭和61年)6月創業、96年(平成8年)6月に法人改組。生ケーキやロールケーキ、焼き菓子などの製造販売を手掛け、「スイーツファクトリーナカタ」の店名で地元川西を中心に3店舗を展開していた。2008年には宝塚市に工場を新設すると、チョコレート製品の本格製造を開始し、チョコレート菓子専門店をオープン。
代表の中田氏は2012ジャパンケーキショー東京(全国大会)チョコレート工芸菓子部門で優勝(連合会会長賞)するなど洋菓子コンテストで数々の受賞歴を誇る有名パティシエで、期間限定で大手百貨店内に出店するなど相応の知名度を獲得。新店舗がオープンした2009年5月期には売上高約4億8000万円を計上していた。
しかし、その後は伊丹店など不採算店舗の閉鎖や同業他社との競争激化などにより売上は伸び悩み、2012年5月期には年売上高約3億5000万円までダウン、開店資金や設備資金などに伴う有利子負債の増加により収益面は低調に推移していた。このため、金融機関への支援要請やリストラなどの経費削減により資金繰りの改善を図り、パンの取り扱いを開始するなど取扱品を増加させていたものの、ここに来て資金調達力が限界に達したことにより今回の事態となった。
負債は約3億円。
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3748.html
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