▼唸声の気になる映像/米国:ロサンゼルスのカリスマ禅老師にセクハラ疑惑・・・

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写真はレナード・コーヘン氏(右、78)と師匠の臨済宗佐々木承周老師(左、105)/YouTubeより、41日で106歳となる。1962721日にロサンゼルス入りしている。映像は2004

http://youtu.be/4-BIp7yeJ94

 

ご本人は120歳まで生きると話されています。セクハラなのでしょうか?若さの秘訣でしょうか?以下に書かれていることが事実だとすれば、弟子など育つものでしょうか?

 

Mt. Baldy Zen CenterKyozan Joshu Sasaki, Roshi

http://www.mbzc.org/our-teacher/

 

IZA3/3-仰天、米国カリスマ禅僧侶にセクハラ疑惑…世界の宗教界で聖職者が“性職者”に】

【岡田敏一のエンタメよもやま話】

 さて、今週の本コラムは、先週お伝えしたように、本来なら先週ご紹介しようと思っていたお話です。産経新聞を含め大手メディアが一般ニュースで取り上げると思っていたのですが、一向に取り上げられる気配がないため、本コラムでご紹介させていただくことにしました。

 

 米国に、非常に高名な日本の僧侶がいます。仮にA氏としておきましょう。約半世紀にわたり、多くの米国人に仏教や禅の教えを説き、弟子たちは世界各地にいます。仏教米歌手、ボブ・ディラン(71)と並ぶ詩的な歌詞で知られるカナダの詩人兼シンガー・ソングライター、レナード・コーエン(78)も彼から仏教や禅の教えを学んだといいます。

 

 ところがそんな彼に、あろうことかセクハラ疑惑が持ち上がっているのです…。

 

 2月11日付米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が長文の記事で報じています。同紙が、今年1月にまとめられた米仏教界の指導者たちによる独自調査の結果を引用する形で、A氏が弟子である複数の女子学生たちに、自身のカリスマ的な地位をかさに着て、数十年間にわたって体をまさぐるなどの性的嫌がらせを繰り返していたというのです…。

 

「胸を愛撫、下半身マッサージ強要」

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、米国の禅・仏教界では最近、この手の告発が頻繁にあり、2010年にも、ニューヨーク・マンハッタンの禅コミュニティーで禅の教えを説く高名な僧侶が教え子と性的な関係を結んだとして、コミュニティーからの脱会勧告を受けています。被害者らは、禅の文化にある秘密主義や父権社会、性差別、そして指導者による職権乱用といった悪癖などを指摘しています。

 

 既に1991年には、複数の学生たちが禅センターの役員にA氏に関するこうした問題を告発する手紙を書いています。また、97年から2008年までA氏に師事したエシュ・マーティンさんという男性は昨年11月、米国の禅コミュニティー内での出来事などを紹介するサイトに告発文を投稿しました。

 

 マーティンさんは現在、カナダのブリティッシュコロンビア州の禅コミュニティーで大修道院長を務めていますが、その告発文では、A氏がティー・ミーティングの後、女子学生にこうした性的問題行為を頻繁に繰り返していただけでなく、彼女たちの結婚にまで口出しするといった“職権乱用の経歴”を綴っています。

 

 告発文がサイトに載った後、禅の指導者でつくる独立組織“証人審議会”がA氏の過去・現在の教え子計25人から聞き取り調査を始めました。調査に対し、ニューヨーク・タイムズ紙の取材に応じた7人を含む過去の多くの教え子たちが重い口を開きました。

 

 そのうちの1人は、彼が体に触るのは禅の修行の一環であると信じるよう教えられたと話しました。また、彼がセクハラ行為を行ったとされる多くの女性たちは、彼の禅センターに常駐する僧侶(尼さん)でした。そのうちの1人は、彼のこうしたセクハラ絡みの職権乱用ぶりに意を唱えたため、80年代に追放処分を受けていました。彼女はプライバシーの関係で氏名を明かしませんでしたが、彼女は「私はここで20年間生活しましたが、ここにいた(女性の僧侶の)誰もが同じような目に遭っていた」と証言しました。

 

 さらに“証人審議会”が1月11日に報告した独自調査結果によると、3人のメンバーが「A氏が禅問答の一環として女性の教え子たちに胸を見せるよう要求した」との衝撃の事実を明かしていました。

 

 彼の高名な弟子のひとりは前述したサイトに「A氏の米国でのキャリアの多くを占めるこうしたセクハラ絡みの職権乱用ぶりには苦労した」と投稿しています。

 

 にわかには信じがたい内容ですが、もっと凄い証言もあります。ロサンゼルスから東に約80キロの場所にあるマウント・バルディの禅センターで2003年から2006年まで禅を学んだニッキ・スタッブスさん(現在はカナダのバンクーバー在住)という女性はこの審議会とニューヨーク・タイムズ紙の取材にこう証言しています。

 

 「A氏は修行中やプライベートのミーティング中、私の胸を愛撫し、自分のあそこをマッサージするよう要求してきました。だから私は彼にこう尋ねたんです。『これは禅を教えることと関係があるんですか?』」

 

 また彼女は、こうしたセクハラ行為は特定の女性に対して行われていたとも説明しています。

 

離婚させようと、夫を誘惑…

 まだあります。スザンナ・スチュワートさんという女性は40年前、彼から禅の教えを学びましたが、学び始めてから半年も経たないうちに、修行の最中、彼が体を触ってくるため「困惑と苦痛のため禅を学べなくなった」と説明。さらに「私が別の僧侶と結婚すると、A氏は私たちを離婚させるため、夫が浮気するよう画策した」と明かしました。

 

 そして92年、こうしたことに嫌気がさしたスチュワートさんの夫は禅の世界と絶縁しましたが、その数年後、禅コミュニティーの古参メンバーたちから嫌がらせの電子メールが送信されてきたといいます…。

 

ローマ法王も“引責”か

 宗教絡みのセクハラといえば、キリスト教のカトリック教会でしょう。ここ数年、欧米各国でカトリック教会の聖職者による児童への性的虐待が大きな問題となっており、先ごろ、高齢を理由に人気半ばでの異例の退任を発表したローマ法王ベネディクト16世に関しても、こうした問題が退任の理由のひとつと見られています。

 

 また複数の欧米メディアによると、25日には、英国のカトリック教会最高位の聖職者で知られるローマ法王庁のキース・オブライエン枢機卿が、神学生たちへの性的虐待疑惑を受け、スコットランドのセントアンドリュースとエディンバラの大司教を辞職しました。

 

 ここまで読んで「何で宗教がエンタメやねん」と思った方も多いと思います。しかし、ロック音楽やハリウッド映画に代表される欧米のエンタメは、宗教、とりわけキリスト教とは切っても切れない関係にあります。キリスト受難劇は「パッション・プレイ」と呼ばれ、演劇のルーツでもありますし、スーパーマンに代表されるハリウッドのヒーローものの映画では、キリスト復活のメタファー(隠喩(いんゆ))的場面がたくさん出てきます。ゴスペル(教会)音楽は欧米の大衆音楽の発展に大変な影響を与えています。

 

 というわけで、聖職者が生殖者ではロクなエンタメが出てこないのではと、心配になるわけです…。

 

 ちなみにA氏は今回の疑惑に関するニューヨーク・タイムズ紙からの取材を拒否。彼の側近的立場の僧侶はニューヨーク・タイムズ紙に「彼は健康状態が極めて悪く、基本的に禅のあらゆる指導から手を引く」と説明しています…。(岡田敏一)

 

 【プロフィル】岡田敏一(おかだ・としかず) 1988年入社。社会部、経済部、京都総局、ロサンゼルス支局長、東京文化部などを経て現在、編集企画室SANKEI EXPRESS(サンケイエクスプレス)担当。ロック音楽とハリウッド映画の専門家。京都市在住。

 

 

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唸声


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このブログ記事について

このページは、唸声が2013年3月 3日 17:15に書いたブログ記事です。

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