写真はBBCの報じる「鉄道部解散」のニュース、路透:可靠来源称中国将解散铁道部=ロイター:信頼できる筋によれば、中国は鉄道部を解散すると語る
http://www.bbc.co.uk/zhongwen/simp/china/2013/03/130304_china_rail_merge.shtml
中国では鉄道省を鉄道部と呼んでいます。その鉄道部が交通部に組み込まれ、鉄道局に格下げとなります。腐敗の温床の鉄道部の解体は絶対に必要不可欠ですが、温家宝にその仕事が出来たのでしょうか?自身の尻に火がついている温家宝ですよ?また、彼にそれほどの力があるとは思えません。言うなれば、鉄道部で腐敗にドップリと浸かっていた役人たちの憎悪を一身に背負う役なのでしょう。
しかし、腐敗の温床は鉄道部だけではありません。党全体に蔓延しています。党の解体こそが必要なのでは!
【IZA3/5-中国鉄道省解体へ 「腐敗温床」温首相が主導】
【北京=矢板明夫】中国で高速鉄道の建設などを管轄する鉄道省が、5日に始まる全国人民代表大会(全人代=国会に相当)を経て、解体されることが決まった。複数の中国政府関係者が明らかにした。今回の全人代で引退する温家宝首相が主導したという。巨大利権を背景に独立王国を築き、「腐敗の温床」と指摘されてきた同省は60年以上の歴史に幕を下ろす。
中国政府関係者によれば、解体に伴い鉄道省内の多くの部署が廃止、縮小される中、行政部門は「鉄道管理総局」として交通運輸省に吸収される。実際の鉄道運行を担う営利部門などは国有資産監督管理委員会の下に置かれ、国有企業「中国鉄道総公司」として再出発する。鉄道省の職員は約210万人に上るため、移行作業が完了するまでに1年以上かかるという。鉄道省幹部は「日本の国鉄民営化の経験は参考になる。将来的には地域ごとにいくつかの会社に分割することも視野に入れている」と話している。
戦争に備えて軍隊や武器なども輸送する鉄道省は共産中国の建国後、長い間、鉄道兵部隊を持つなど「準軍事部門」の扱いを受けていた。近年、高速鉄道の建設ラッシュに伴う財政支出で巨大な利権ネットワークが形成され、江沢民前国家主席に近い政治家たちが同省を牛耳るようになった。
胡錦濤国家主席、温家宝首相はこれまでにも、鉄道省を交通運輸省に吸収させようと試みてきたが、党内の強い抵抗で実現できなかった。しかし2011年7月に浙江省で起きた高速鉄道事故の際には、鉄道省のずさんな対応が国内外で批判された。鉄道相として絶大な権限を誇った劉志軍氏も汚職事件で摘発された。
温首相は鉄道省への批判が高まったことを受け「最後の大仕事」として同省解体を推進、李克強副首相の協力を得て抵抗勢力を抑えたという。習近平総書記は反対しなかったとの情報もある。解体により党内で江沢民派の勢力はさらに弱まるとの観測も出ている。
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