写真は保護されたホー・バン・ランさん(42)/YouTubeより、2歳の時から人間社会から隔絶したジャングルで父親と40年暮らし、2013/8/7に文明社会へ戻った。父親のホー・バン・タインさんはベトナム戦争の元ゲリラ、40年前に彼らの村が爆撃され、タインさんの母親と四人の子供の二人と多くの村人が亡くなった。そこから、妻と一人の子供を残し、息子と共にジャングルに逃げ込み、人間社会と縁を切っていた。
初期画面は保護されたホー・バン・タインさん(82)
【産経8/9-40年間も密林生活の父子保護 ベトナム中部、戦争中から】
ベトナム中部クアンガイ省の密林で、ベトナム戦争中から40年間にわたって、社会との関係をほぼ持たずに暮らしていた父と子が保護された。9日付のベトナム紙トイチェなどが伝えた。
同紙によると、保護されたのはホー・バン・タインさん(82)と息子のホー・バン・ランさん(42)。タインさんは約40年前、住んでいた村が爆撃を受け、妻と子供4人のうち2人を亡くし、ショックや悲しみから当時2歳だったランさんを連れて密林に入った。
10年後になって、2人が生存しているのを村人が発見。その後、タインさんの別の息子らが2人を訪ねて戻るよう説得したが、聞き入れなかったという。
地元当局の捜索隊が今月7日に保護した際、2人は樹皮でつくった腰巻き姿。木の上の小屋に住み、果物や芋を食べて生活していた。言葉はわずかしか話せない状態で、当局が社会復帰に向けた手助けをする予定という。(共同)
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