▼唸声の気になる映像/中国:英雄のバカ息子の顔と親父の歌

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写真は国民的歌手李双江氏(左・74)とバカ息子の李天一(右・17)/YouTubeより

http://youtu.be/2YzVVoySBPY

映像と共に流れているのは親父李双江氏の歌、親父に甘やかされ、いや、共産党に甘やかされたか?バカ息子は集団レイプに暴行、無免許運転、やりたい放題、以下のトンデモ事件簿に書かれていることがよく分かる映像である。しかし、これも氷山の一角であろう。記事には「富二代」とあったが、本当の悪は「腐二代」である。「ふ」は裏を返せば「と金」だから・・・。

 

【産経8/10-傷害に集団レイプ…“国民的歌手の息子”の傍若無人「110番してみろ」】

【中国トンデモ事件簿】

 中国人民解放軍に所属する国民的歌手の“不肖の息子”による犯罪が、中国社会を揺るがしている。急速な経済発展で貧富の差が拡大するなか、富裕層の子弟「富二代」たちの傍若無人ぶりを示す象徴的な事件となり、世間の怒りを増幅させ続けているのだ。

 

 ■「110番してみろ」

 首都北京市の中でも、北京大や清華大など有名大学が集まる文教エリアの海淀区。ここが、ふたつの犯罪の舞台となった。

 

 国営新華社通信が運営するニュースサイト新華網などの報道を総合すると、一連の騒動の発端となった傷害事件の概要はこうだ。

 

 2011年9月6日午後9時ごろ、住宅団地に住む夫婦と子供が乗った乗用車が団地入り口で減速したところ、後続の高級外車BMWとアウディを運転していた若者2人と口論になった。

 

 若者らは夫婦を追いかけて殴るなどし、暴行は3分間におよんだ。目撃者は「若者たちはいずれも身長約180センチと大柄で、小柄な夫婦は一方的に殴られっぱなしだった」と記者の取材に答えている。車の後部座席にいた夫婦の子供は、恐怖のため泣き叫んでいたという。

 

 「110番できるもんなら、やってみろ」

 

 犯人はこう叫びながら暴行を続けた。

 

 しかし騒ぎに気付いた団地の住民たちは、若者たちが運転していた高級車を取り囲んだ。バックで逃げようとしたアウディの運転手は「2000元(約3万2千円)やるから道を空けろ」とどなったが、住民は応じない。2人は車を捨てて近くの草むらに隠れたが、通報を受けて駆けつけた警察官たちに身柄を確保された。

 

 捜査の結果、BMWに乗っていたのは15歳の少年で、国民的歌手である李双江氏の子であることが判明した。少年は無免許で、車にはナンバープレートも付けておらず、フロントガラスにはなぜか「人民大会堂(日本の国会議事堂に相当)」の停車証が置かれていた。後部座席からは自動小銃のモデルガンも押収されている。

 

 一方、アウディの持ち主は山西省の企業経営者の子供で、ナンバーは偽造だったという。

 

 被害者の夫は額を9針、後頭部を2針縫う大けがだった。この事件が広く報じられると、「富二代」たちの無軌道ぶりに、中国社会の怒りが沸騰した。

 

 ■恵まれ過ぎた幼年期

 李双江氏は1971年に人民解放軍総政治部歌舞団に入団し、映画主題歌や革命歌をヒットさせるなど70~90年代に絶大な人気を集めた。90年には27歳年下の若手歌手と再婚。その後、歌謡界の大御所として、妻と息子の3人でテレビ番組のショーなどに頻繁に出演していた。

 

 李双江氏の子は人気子役さながら、4歳で北京オリンピックの誘致大使に就任。幼いころから著名なピアノや書道の教師に師事し、たびたびコンクールで入賞するなど輝かしい幼年期を送っていた。

 

 ■出所後まもなく…

 傷害事件を起こした当時、少年は16歳未満だったために刑事処罰を免れ、「労働教養」と呼ばれる矯正施設に1年間入所した。3カ月前倒しで出所したとの報道もある。

 

 ところが少年は出所後間もなく、再び世間を驚かせることになる。強姦罪で逮捕されたのだ。

 

 事件が起きたのは今年2月17日。北京の日本人留学生にもなじみの深い繁華街「五道口」のバーで酔いつぶれた女性をホテルに連れ込み、強姦したとして、少年ら5人が摘発された。

 

 この事件には欧米メディアも飛びついた。李双江氏は軍で少将級の待遇を受けていることから、「将軍の息子がレイプ容疑で逮捕」などとセンセーショナルに報じられた。

 

 世間の耳目を集めるこの事件に対して、司法当局も慎重に捜査を進めた、検察が5人を起訴したのは逮捕から4カ月以上経過した7月8日。「なぜこんな単純な事案にここまで時間がかかるのか」。ネット上では、少年の他に、もっと“大物”の子弟が関与しているとのまことしやかな情報が広まった。

 

 また「実は少年はすでに成人しており、未成年というのは罪を軽くするためのウソだ」とのネットユーザーの声も、依然根強い。

 

 強姦事件の経過自体も詳細は報道されず、さまざまな憶測をよんでいたが、京華時報が8月7日付の記事で事件の詳細をリポートした。

 

 同紙によると今年2月17日、少年たちは五道口のバーの個室で酒を飲み、店側に接待係の女性を要求した。当時呼ばれた接待係2人のうち1人が被害者の女性だった。女性は広告会社に勤務しており、兼業状態だったが、この店との雇用関係はなく、客からのチップを収入にしていたという。

 

 女性が泥酔状態になった後、少年ら一行は店の男性マネジャーとともに外出し、近くのレストランへ。マネジャーが帰宅したのち、少年ら5人は共謀して女性をホテルに無理やり連れ込み、女性を殴るなどして集団で暴行した。一連の犯行は少年が主導的な役割を果たした-と記事は結論付けている。

 

 ■「たかが歌手の息子が…」

 中国の刑法236条によれば、2人以上による輪姦罪は10年以上の有期懲役か無期懲役、死刑が科せられる。新京報は北京の法曹関係者の談話として「おそらく無期懲役以上の刑にはならず、15年以内の有期懲役だろう」との見方を伝えた。初公判の期日は未定だ。

 

 「富二代」による一連の事件は中国社会の激しい反応を引き起こしたが、そこには屈折した意識も垣間見える。

 

 北京市に住む中国人の女子大学生は、「たかが歌手の息子が、何をやっても許されるなんておかしい。厳重に罰してほしい」と憤る半面、「もし本当の実力者の子弟による不祥事だったら、隠蔽されても仕方がない」とも話す。

 

 中国の国内メディアは政府の統制を受けており、李氏の子による犯罪情報がここまで詳細に報道されているのは、政府公認とも言える。さきの女子大生が言うように、政権中枢の真の実力者の子弟による犯罪であれば、徹底的に隠密に処理された可能性が高い。少年は、沸騰する世論に対する一種のスケープゴートなのかもしれない。

 

 

 

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唸声


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このブログ記事について

このページは、唸声が2013年8月10日 12:30に書いたブログ記事です。

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