写真は爆発したトロリーバスの中央部/YouTubeより、ほとんど何もない。このバスの中央部にいた人はほぼ即死であろうか?酷い話だ・・・。オリンピックにテロは不要!
【産経12/30-迫るソチ五輪 治安対策の不備鮮明】
【モスクワ=佐々木正明】ロシア南部ボルゴグラードで30日朝、運行中のトロリーバスが爆発、インタファクス通信によると14人が死亡、40人以上が負傷した。露連邦捜査委員会は男による自爆テロと断定。29日にはボルゴグラードの駅舎で17人が死亡する自爆テロが起きたばかりで、来年2月のソチ冬季五輪を前に、治安対策の不備が大きな課題として浮上した。プーチン大統領は30日、国家テロ対策委員会に対し、ロシア全土の安全対策を強化するよう指示した。
ボルゴグラードは鉄道路線や道路が交差する交通の要衝で、五輪開催都市ソチの北東約700キロに位置する。プーチン政権の打倒を掲げるイスラム過激派が潜んでいるとされる北カフカス地域にも隣接している。連続テロ事件への犯行声明は出ていないが、専門家の多くは「五輪を前に社会を混乱させることがテロ犯の目的だ」と分析している。
30日のトロリーバスの爆発は朝の通勤客らが集うバス停の近くで発生した。車両は中央部が大破。火薬10キロほどの爆弾が使われたといい、29日のテロの爆発物と同じ成分が含まれていたとの情報もある。
29日の駅舎でのテロは当初、女による犯行との見方があったが、現場検証の結果などから実行犯は男であることが判明。捜査線上に北カフカス地域ダゲスタン共和国の武装組織に関与した人物が浮上している。
ボルゴグラードでは今年10月にも、ダゲスタン共和国出身の女性が路線バスで自爆テロを起こした。治安当局は、ボルゴグラードで起きた3つのテロは同一グループの犯行の可能性があるとみており、ボルゴグラード近辺やダゲスタン共和国で捜索を強化している。
一方、露治安当局は30日、北カフカス地域の複数の地点でテロ組織に対する掃討作戦を展開。今回のボルゴグラードの事件との関連は不明だが、戦闘で少なくとも武装組織のメンバー5人が死亡したという。
モスクワの日本大使館は30日、在留邦人に対し、空港や駅など不特定多数が集まる場所では警戒するよう注意喚起した。
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