
写真はFlickerより
下記の朝鮮日報の記事によれば、模擬空中戦ではF16・F18もステルスF22には歯が立たなかった。と言うよりも、レーダーに捕捉されない(虫程度にしか映らない)ために、知らぬうちにF22に接近され中距離空対空ミサイルで撃ち落されるというもの。
【朝鮮日報2/17-もし世界最強F22が日本に配備されたら…】
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/02/17/20070217000030.html
『昨夏、米アラスカで米国の最新鋭戦闘機F22Aラプターと、現在の米主力戦闘機F15・F16・F18による模擬空中戦の訓練が行われた。~「144対0」と「241対2」。1週目の訓練ではF15・F16・F18が144機撃墜されるまで、F22は1機も墜落しなかった。そして訓練が全て終了するまでにF15・F16・F18は241機撃墜されたが、F22はたった2機しか墜落しなかった。』
ところで、このステルス技術は日本が起源との話もある。実質的にはソ連の電波工学の権威、ピョートル・ウフィムツェフの理論がソ連では相手にされず、米国へ渡たり実用化されたのだが、ネットでこんなものを見つけたので紹介しよう。
【戸田工業HPから彩磁記―電波吸収剤】
http://www.todakogyo.co.jp/docs/saijiki/menu.html
『昭和18年か19年に、イギリスはレーダー探知機なるものを発明していました。~電波が反射されなければレーダーにキャッチされない―つまり、物体が電波を吸収してしまえばよいのでは、ということで、レーダー探知機に対抗するために発明されたのが電波吸収材でした。試行錯誤の末、電波を吸収する性質がマグネタイト(Fe3O4)にあることが呉工廠で発見され、広島高等工業の鈴木先生とわが社との電波吸収材の共同研究が始まったのです。こうして完成された電波吸収材は、戦闘機に塗ったり、潜水艦に塗ったりして同盟国のため随分役立ちました。今日その電波吸収材は、電子レンジで加熱調理の際、照射する電磁波の漏洩防止に、またコンピュータなどの電子機器から生じる電磁波の吸収に利用されています。』
【LANDFALL12号 1990/10 フェライト研究を探る】
http://www.titech-coop.or.jp/landfall/kako/12/12-7.html
『昭和19年ごろから武井研究室の星野?氏を中心に、杉本光男氏などが参加して電波吸収体の開発研究が始められた。予備実験の結果、マグネタイトが大きな吸収率を持つことが確認されたので、ハンマースケールを原料としたマグネタイトの粉末を板に数mm程度塗って実験を繰り返した。その後、吸収率が90%以上に達するという研究成果が得られ、艦船に試用するまで研究は進行した。しかし、これもあと一歩のところで終戦となり、実験中止となった。』
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