■唸声中国/1500℃の鉄に飲み込まれた32名

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イラストは金羊網より 写真は新民晩報より、写真右の筒より溶けた鉄が降って来た。赤いヘルメットが痛々しい。来源をクリックすればオリジナル記事にリンク

写真(左右)は金羊網より、事故現場の様子、この固まった鉄の中に犠牲者が…。右は同社代表。
Record China4/19-遺体は完全に焼失し特定すら困難、溶鉄流出事故―遼寧省鉄嶺市】

 2007年4月18日に発生した、犠牲者32名を出した「溶鉄流出事故」。1500度の超高熱の鉄が人々を飲み込んだため、遺体の回収もままならないという。

現在、工場は完全に閉鎖されており、遺族すら入ることが許可されない。その表向きの理由は事故原因の調査のために現場を保存する必要があるというものだが、関係者によれば超高熱の融けた鉄を浴びた遺体は完全に燃え尽きており、誰の遺体かはわからないのはもちろんのこと、それどころかどこに遺体があるのかさえわからない者すらいるため、遺族に衝撃を与えないように立ち入りを許可していないのだという。さらに融けた鉄が固まり、多くの遺体は30トンの鉄塊の中に閉じこめられている。現在、警察はDNA鑑定を行い、誰の遺体かを特定する作業に入っている。

遼寧省瀋陽市の遼寧武警医院には、生存者6名が入院しているが、いずれも重傷。鄭立海(ジェン・リーハイ)さんは事件発生時、釜からわずか3メートルの位置にいたが、幸運にも一命を取り留めた。しかし超高熱の鉄に触れ、大火傷を負った。1500度を超える高熱は一瞬で髪の毛も服も焼き尽くしたという。頭部・上半身・両手に火傷を負っていて、特に顔は娘すら父と見てわからないほどに焼けただれている。「娘はまだ中学生だ、このまま仕事ができなくなればどうやって今後学校にかよわせてやればいいのか」と鄭さんは途方にくれていた。(翻訳/編集・KT)
コチラにも写真有↓
http://www.recordchina.co.jp/group/g7397.html

唸声コメント
『多くの遺体は30トンの鉄塊の中に閉じこめられている』何とも恐ろしい話、上記のイラストによれば、溶けた鉄が上から降り注いできた模様。溶岩に呑まれた「ボンベイ最後の日」はこんな具合だったのだろうか?何とも悲惨な話。工場の機械のメンテナンスなど何もしていなかったのだろう。

娘はまだ中学生だ、このまま仕事ができなくなれば、どうやって今後学校にかよわせてやればいいのか』?父ちゃん死にそうなのにこの台詞が出てくるのが大陸の常識。こんなことがあると本当に日本に生まれて良かったと思う。

とりあえず、補償金が一人当たり1万元15万円出たそうで・・・。


ところで、この人間を飲み込んだ鉄はどうするのだろう?「清河特鋼の悲劇」として遼寧省のモニュメントにしたらどうだろう。ありもしない30万人よりもこの32人の方が中国国民に訴えるものがある筈。

バージニア工科大学の犠牲者も32人だったぞ。

◇おまけ/振興東北網2006/7/21-宁省公安机关开展集中销毁枪支刀具行

同工場で溶かされる583丁の銃器(犯罪者から押収したもの)

http://chinaneast.xinhuanet.com/2006-07/21/content_7571321_2.htm


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唸声


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このページは、唸声が2007年4月20日 21:15に書いたブログ記事です。

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