98年前の明治42年4月24日、高峰譲吉氏が強力消化酵素「タカジアスターゼ(高峰のタカを取って命名)」の日本での特許を取得した。実は遡ること15年前の明治27年に米国で特許を取得し、全米最大の製薬会社であるパークディビス社に製造を委託、「タカダイアステーゼ」として全世界の胃腸薬市場を独占し、高峰氏は特許料収入で巨万の富を得た。その金額はエジソンやフォードと並び称される程であり、当時のお金で2000万ドルとも3000万ドルとも言われている。日本での販売はパークディビス社の承諾を得て、明治32年に三共商店(現三共)を設立し「タカジアスターゼ」を発売している。
ポトマック湖畔の桜は尾崎東京市長と共に高峰氏も寄贈に協力した。また、高峰氏はニューヨークにも2000本の桜を持って来たが、害虫の為に全部焼却処分されており、もし、植樹されていたら、ワシントンと共にニューヨークの名物になったことだろう。そして、ワシントンだけではない桜外交が日米衝突を避けたかもしれない。
それよりもタカジアスターゼで日米両国は消化されていたかもしれない。但し、米国内のコミンテルンが消化を阻害しただろうが・・・。
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