■唸声日本/280年の元祖「鬼ころし」も元襲(減収)には勝てず

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ちなみに元襲とは焼酎攻めのこと。元祖鬼ころしの看板が新しい。右上JFLA小林武司社長、下はなんとなく似た人

【毎日新聞5/22-鬼ころし:老田酒造店が事業譲渡 経営難で子会社化】

 「鬼ころし」ブランドの元祖として知られる岐阜県高山市の有限会社「老田(おいた)酒造店」(老田正夫社長)が21日、経営難から食品関連企業グループ「JFLA」(ジャパン・フード&リカー・アライアンス)に事業譲渡し、同グループの子会社として再建されることが決まった。JFLAは、同酒造店の社名を変えず、鬼ころしなど各種地酒の製造と従業員約20人をそのまま引き継ぐ。老田氏は社長から退くものの、酒造りには今後も携わるという。

 

 同酒造店は享保年間(1720年代)創業で、高山市にある8軒の造り酒屋のひとつ。約280年間、一貫して辛口の酒を造り続けている。代表銘柄「飛騨自慢 鬼ころし」は、辛口タイプの日本酒の代名詞にもなっている。

 

 JFLAによると、同酒造店は91年、高山市内に約16億円をかけて新工場を建設したが、その後の焼酎ブームなどに押されて売り上げが落ち込み、現在の負債総額は約12億円にのぼるという。

 

 JFLAは、「盛田」(名古屋市中区)など食品、酒類製造、高級食材、外食事業など16社を傘下におさめる持ち株会社。経営難に陥った食品メーカーの支援にも積極的で、各社のブランド力や自主性を維持しつつ、販売面や間接部門のコスト削減などでの連携で経営効率の改善を図っている。【奈良正臣】

 

◇唸声コメント

日本酒の蔵元の懐事情はどこも厳しい。大変残念である。記事にあるように日本酒離れが進み、毎期減収となっている。日本酒は日本を代表する酒であることに違いはない。唸声はどんな種類の酒でも飲むが、こうした記事を見るたびに悲しくなる。日本人なら日本酒を飲もうキャンペーンでもやってみてはどうか。

 

さて、辛口酒の代名詞の「鬼ころし」は全国に200銘柄ほどあるが、同老田酒造店が元祖とのこと。甘口の口当たりの良い酒が上等と言われていた江戸時代から、同社は異端と言われた辛口の酒「鬼ころし」を作っていた。

 

『呑むことにより、人の心の中に宿る鬼を殺していただけるよう、願ってお酒を造っています。』老田酒造店HPより

http://www.onikorosi.com/oniyurai.html

 

皆で「鬼ころし」を飲めば、「親ころし」や「子ころし」のない日本になるのではないか?怪しい抗うつ剤よりも頭の中に宿る鬼を殺す「鬼ころし」の方が健康的?ではないの???

 

今日はベロンベロンに酔って、おいらの心から鬼退治をしてみよう。ついでに「ウィルスころし」なんて酒はないかな?「麻疹」にも「インフルエンザ」にも効く奴がいい。

 

何だか今日は正々堂々と酒が飲めるぞ。

 

と言うことで、今、写真左の「元祖鬼ころし吟醸」を飲んでいる。4合瓶で2500円はちと高いが、今日は「鬼ころしの日」 (唸声が勝手に決めた) なので、よしとしよう。味は確かに辛口であり、まろやかさに欠けるが、これはこれでハッキリとした味で男らしさがある。唸声はほたるいかの一夜干を肴にグヒグヒと飲んでいるが、時間が経つと角が取れておいしくなる。これじゃ、鬼は殺せないが、唸声はだんだんと飲まれてきた。イェー。

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唸声


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このブログ記事について

このページは、唸声が2007年5月23日 01:33に書いたブログ記事です。

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