写真はFung Wah Bus、Frickrより、ちなみにボストンは波士頓
http://www.fungwahbus.com/ticket/index.php?osCsid=bfe09ecfa740295a55d23a098965151d
写真左は爆発した風華バス、2005/8/17ボストン通信より、右は2006/9 横転した風華バス
http://blog.goo.ne.jp/panko_boston/m/200508
【USFRINTLINE6/1-安全運転目指す「チャイバス」~格安「暴走」は高くついた?】
超過勤務のドライバーが超過速度でニューヨーク~ボストン間をぶっ飛ばし、「安いが危険」の悪評が高かった中国系の長距離バス「風華(ファンワ)バス」が、安全・快適なバスへと変わりつつある。
USAトゥデイによると、同バスの魅力は何と言ってもたった15ドルという運賃。しかし過去2年間の度重なる事故や速度違反、整備不良で風華バスは安全性の評判を落とし、何よりも連邦当局から計4万4000ドルの罰金を科せられた。このため同社はマサチューセッツ州の運輸専門家を顧問に雇い、経営改善に乗り出した。
以来、同社は速度違反を理由に運転手3人を解雇し、運転手全員に英語と安全運転の教育を提供している。州政府と連邦政府による定期監査も行われている。
風華は1998年、NY市マンハッタン区のチャイナタウンと東海岸の主要都市を結ぶ初の中国系バス会社として開業。現在は、連邦政府に認可された中国系の数十社が北東部・中西部で長距離バスを運行している。各社の安い運賃が非中国系の新移民や学生、高齢者も引きつけ、既存のバス会社に値下げを強いる勢力となっている。中国系のバスは、日本人には「チャイバス」とも呼ばれている。
風華バスは、2005年8月の整備不良による炎上事故をはじめ(注写真下左)、06年9月には速度の出し過ぎが原因で横転し(注写真下右)、乗客34人を負傷させたほか、07年1月には高速道路で後輪2つの取り付けが緩く脱輪寸前となった。さらに同2月、荒天の中を走行中に速度超過でガードレイルに激突。3月には「乗用車専用」の料金レーンに進入し、ゲート上方のコンクリート製バーにはまり込んで動きが取れなくなった。非中国系のある競合は「幸いこれまで死者は出ていないが、時間の問題だ」と批判する。(注は唸声の加筆)
風華や他の格安バス会社は、バスターミナルにバスを乗り入れない、切符をバスターミナルで販売しない、組合の規定額の給与を払わない、大きな整備施設を持たない、経験の浅い運転手を雇うといった方法でコストを削減している。
◇唸声コメント
「幸いこれまで死者は出ていないが、時間の問題だ」とまで言われている。長時間労働にいい加減さが加われば事故率も高くなる。中国では車両整備に関係なく異常なスピードで車を飛ばす。譲り合いなどなく本当に恐ろしい。中国大陸と同じ感覚で米国でも運転するのであろう。
NYからボストンまでの370kmを4時間程度で走るらしい。370kmと言えば、東京から名古屋までが350km、時間もマンハッタンの渋滞地区をいれてのことなので、時速150kmくらいで飛ばすのだろう。この距離で15ドルは確かに安い、しかし生命の危険付では格安とは言い難い。
ちなみにNY~ボストンのグレイハウンドの割引無しのスタンダード料金は35ドル
http://www.greyhound.com/scripts/en/TicketCenter/step2.asp
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