
上左CRH1カナダ、上右CRH2日本、下左CRH3ドイツ、下右CRH5フランス
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【上海便り2007/7「CRH」は中国製?日本製? by㈱葵ビジネスコンサルタンツ】
CRH:Chinese Railway High-speed
07年新春から、中国:華東地区の「上海⇔南京」と「上海⇔杭州」の間に日本の新幹線「はやて」型:CRH2が運転開始になりました。偶然にも、台湾の「台北⇔高雄」の間でもTHRと言う日本型新幹線が運行されました。そして、中国:東北地区ではフランス製らしいCRH5で、中国:華南地区ではカナダ製らしいCRH1が運行されています。
CRH2は中国のマスコミでは、「中国製:子弾頭列車」となっていますが、正確には日本の新幹線をモデルにして、南京で約70%を製造している「日本製:30%」とも言える列車です。中国製と強く訴える理由は、ご存知のように「反日本」傾向のためと思われて、もし日本製を強く打ち出したりしたら、どのような動きが出るか予想できるからです。乗車拒否や運行妨害も考えられますし、05年の上海日本領事館のように列車が破壊されるかもしれません。
でも、この「中国製CRH2」が大事故やトラブルを起こした場合は、過去の事例から予想すると一転して『日本製』新幹線だと大PRが開始されるでしょう。
台湾では、オペレーションがフランス形式で、列車は日本製となっていたためか、やはり初期トラブルを数多く抱えています。本格的な運行までには、更に数ヶ月間を必要としました。
中国大陸では、07/2月の日経新聞からですと大幹線である「北京⇔上海」と「北京⇔杭州」の間には、中国の技術で高速鉄道を採用する。しかし、「大連⇔ハルビン」の間には、日本の新幹線を導入したいとの交渉があったらしいです。理由として「大連⇒ハルビン」の間では、冬季には零下30~40度になるため、日本の技術に頼ったと伝えられています。
なお、上海~杭州の間に、ドイツ製のリニアーモーターカー建設に決まりましたと何度も報道されましたが、未だに未決定のようです。
逆にドイツ人からは、ドイツの技術だけが提供させられて利益が少ないのではないかとの苦情も出ています。ドイツ製リニアーカーだと建設費が高額なるうえに、磁気での浮上が約1㎝のため、不安視もされてもいます? 更に、06年度にドイツ国内で大事故も起こしています。 (上海では、リニアーカーが火を噴き、一時運行も中止されました)
中国運輸局の発表から;これまでに中国は鉄道の高速化に必要な車体・けん引装置・制御装置や運行システムなど9項目の革新技術を把握し、それにかかわる空調やパンタ・グラフなどの技術10項目についてもほぼ掌握した。そして、時速300キロ運転が可能な電車を2007年末までに完成する見込みだ。
上海の地下鉄では
上海では、地下鉄と軽軌鉄道が運行しています。数年前と違って朝夕では、一部で東京並みのラッシュアワーになっています。プラットホームを事前に8両用に長めに作ってありましたので、上海地下鉄会社は車両を6両編成から8両編成に増やそうと考えて、05年にドイツ:シーメンス社へ追加注文しました。
ところが、まだ地下鉄が開通してから約7~8年ですが、上海で使用しているシーメンス製の車両は、もう古いタイプのため製造を中止していたと判りました。そのため地下鉄では「8車両」の編成もならず、現在でも6両編成で運転しています。中国系法人でも、ヤラレルとの事でした。(07年度からは車両が長くなりました)【ヤラレル】の意味を説明しますと、≒「騙される」「護摩かされる」「裏切られる」「猫糞される」等の被害に遭うことを意味します。
もし、車両メーカーがドイツ:シーメンス社でなくて「日系法人」だったら、どのような凄い反応が沸き起こるでしょうか?
日本が列車の中古品や不良品を売って、中国・中国人を騙して、迷惑を起こしていると騒がれるでしょう。(F記)
今春から運行された、中国CRHではビックリするような問題が多数発生しております。それは、列車内の備品が無くなってしまう事です。洗面所の蛇口までも消えていますし、取り外しできる備品・器具でかなりの数を補充しなければならない状況です。列車事故とは関係しないでしょうが、『洗面所の蛇口』を取外す作業の手間や時間を考えると皮肉でなくても「ご苦労さま」と一言、言いたいぐらいです。
◇唸声コメント
ハルピンじゃ連日の猛暑で線路が曲がってしまいそうだって?オバちゃん達が氷で線路を冷やしているぞ。なんとも言えない光景・・・、これ新幹線だったら、どうするの?線路を氷で冷やす超レア写真?↓
やっぱり、新幹線については辞めたほうが良さそう。一時の助平心は半永久的に利用される。新幹線のハニートラップ、中国では環境汚染と人心汚染で何が起きるか分からない。
リニアに関しては、電磁波問題が騒がれていて中止となる模様。3m離れれば、家電並みの電磁波になるとの話だが、中国が目に見えない電磁波でリニアの中止をする訳がない。根本は費用対効果の問題である。空港---上海間のリニアの建設には1000億円がかかっている。しかし、時間短縮ができない・駅が遠いなどの利便性が悪く、年間に16億円の売上収入があるだけ、1000億/16億で62.5年かかっても建設費がペイできない。一番の問題は金なのだ。上海閥で羽振りのいい連中は居なくなり、金に糸目を付けた格好。リニアは金がかかり過ぎる。
参考サイト
■唸声米国/電磁波やっぱりクロとなる
http://datefile.iza.ne.jp/blog/entry/202041/
■唸声中国/中国自慢の「子弹头列车」、1ヶ月でボロボロ、これはマナー以前
http://datefile.iza.ne.jp/blog/entry/174799/
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