
写真左はアゴストン・ハラジー氏、中・右はウォラーシェイム・ワイナリー、下はパラレル44
http://www.sfhistoryencyclopedia.com/articles/h/haraszthyAgoston.htm
http://www.flickr.com/photos/principessa22/1198772121/
http://www.flickr.com/photos/justkima/491859194/
【USFRONTLINE8/22-国産ワインはナパだけじゃない~産地以外でもワイナリー急増】
ブドウ畑を持たない施設を含め、米各地にワイナリー(ワイン醸造所)が増えたのに伴い、カリフォルニアなどの有名なワイン産地でなく近所でワイナリー見学やテイスティングを楽しむ消費者が増えている。
◎学びつつ楽しめるのが人気
AP通信によると、全米のワイナリーの数は2000年以降、2188カ所から4712カ所と2倍以上に増え、ブドウ産地としては無名のオクラホマやサウスダコタで最も急速に増えている。
中でも、ブドウやブドウ果汁の大部分をカリフォルニアやワシントンなどの大産地から仕入れ、独自のワインを造るクラフト・ワイナリーと呼ばれる施設が増えている。また、州や地方の業界がインターネットで地域のワイン・ツアーを宣伝し、地元の観光ルートに「ワイン探しの旅」を加えるようになったこともワイナリー人気を高めた。全米ワイナリー協会は「何よりも、人々がワイナリーに行って楽しみながらワインの知識を深めていることが大きい。実際、人が行きたがるような農場はワイナリーのブドウ畑だけ」と話している。
◎「地元産品ブーム」にも便乗
ワイナリーの数が03年の25カ所から07年4月に39カ所まで増えているウィスコンシンには、カリフォルニア・ワイン業界の父と言われるアゴストン・ハラジーが1840年代にハンガリーから渡米して最初に作った「ウォラーシェイム・ワイナリー」がある。訪問者には、「この古さがいい、1日いても飽きない」と言って喜ぶ人も多いらしい。
ただし、年間600万本以上を生産するワイナリー50社が85%を占める米ワイン販売市場では、クラフト・ワイナリーのシェアはわずかだ。ウィスコンシン州グリーンベイ近くに今春オープンしたワイナリー「パラレル44」では、昨年生産した約2万5000本を販売している。オーナーは弁護士で、地元産の食品の人気が高まる中、「次に注目されるのは自分の住む地域で造られたワイン」と考えて生産に乗り出したという。
オクラホマシティとタルサの間、かつての西部の幹線道路「ルート66(ハイウェイ66号)」沿いにある「ステイブルリッジ・ビンヤーズ&ワイナリー」には、ルート66のドライブを楽しむ都市部や海外からの観光客を中心に年間約1万5000人が立ち寄り、地元産ブドウだけで作られたワイン(1本12~35ドル)が喜ばれている。
◇唸声コメント
米国のワインの基礎はアゴストン・ハラジー氏(ワインの父)が作り、日本人の長澤鼎氏(ワインの王)が拡大させた。是非、こちらもお読みいただきたい。
カルフォルニアのワイン王は日本人だ↓
http://datefile.iza.ne.jp/blog/entry/248359/
「パラレル44」の名前の由来は緯度44度のことで、ここにはボルドーやトスカニーがある。ちなみに日本では北緯44度は知床半島、ここの
http://tk.semerumamoru.com/blog/archives/2007/01/09215258.php
同じ緯度でも雰囲気がぜんぜん違う。知床半島で葡萄ができるだろうか???ココが寒いのはオーツク海とシベリア寒気団の所為だろうか?
ワインの試飲ツアーが流行っている。ワインを楽しむよりも酔っ払うことに重点を置く団体ツアーも多いようだ。気持ちが分かるだけに何とも照れくさい。
【USFRONTLINE7/13-試飲のワインで酔っぱらわないで~NYワイナリー、客の対応に苦慮】
http://www.usfl.com/article.asp?id=54347
確かに試飲だけでも何杯か飲んでいるといい気持ちになる。無料のワイナリーもあるが有料のものも増えている。唸声と同類が増えているためであろう。しかし、日本のワイナリーのようにほんの少ししか試飲ができないのでは味も香りも分からない(プロなら分かるのかもしれないが?ただの呑兵衛には端から無理)
地元のブドウでつくられたワインが人気とのこと。日本のワインもおいしくなったと聞くのだが・・・。
友人T氏のお奨めはナパバレーのファーニエント、なんと試飲料金が40ドル!とバカ高いが旨いと言う。ちょっと古いがネットにあった体験記2004/1をどうぞ↓日本語
http://winecountryj-guide.com/winecountryj-guide/winery/farniente.htm
Far Niente Winery HP↓
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