

写真は100万ドルを断り、立ち退き拒否を続ける86歳のメイスさんのお宅/看中国美国86岁最牛钉子户拒绝百万美元补偿より
http://www.kanzhongguo.com/news/gb/kanrenwu/shangjie/wai/2007/1003/213626.html
【がらくたGallery~海外仰天・面白ニュース~10/3-立ち退き拒否のおばあちゃん、周りにビルが建ち始める】
アメリカはシアトルからのニュース。開発で新しくビルが建つ地区に住んでいるおばあさんが巨額を積んでも立ち退きを拒否、ついにこの家を取り囲んで建設が始まってしまうという事件がありました。このおばあちゃんはエディス・メイスさん86歳。立ち退き料100万ドル(約1億1500万円)という提案を断り、築108年というこれまた年代ものの家とともに住んでいるそうです。メイスさん曰く、
「私は動きたくありません。お金は必要ないんです。お金は何の意味もないわ。」
彼女が1955年に自分の母親のためにこの家を買ったとき、小さな家が密集していたのですが、今ではこの地区に住む人もいなくなり、複合型店舗と駐車用のガレージが建っているだけなんだとか。彼女の家を囲むようにビルの建築は始まってしまっているわけで、どんどん家がコンクリの壁に取り囲まれているのですが、彼女は工事の雑音は気にならないといっています。テレビのボリュームを上げるか、オペラを聴くかしているんだそうです。ま、耳も遠いだろうしね(笑)
http://garakuta.oops.jp/archives/001855.html
◇唸声コメント
立ち退きと言えば、重慶の10mも家の周りを掘られたあの写真(右)を思い出す。もし、あの時の立ち退き料が100万ドルだったら、あんな光景は見られなかったろうが・・・。
立ち退きと言えば、太平洋戦争時、米国での日系人強制収容(当時は立ち退き料などなく、日系人は皆、強制収容所に入れられた)の際に、「自分は日系人であるが、米国人であり、立ち退き命令は憲法違反と最後まで立ち退かなかったフレッド・コレマツ氏が逮捕、起訴、有罪となり刑務所行きとなった。1944年、最高裁まで上訴したが勝てなかった。38年後の1982年に再提訴し、最高裁は「間違った情報やウソの証言に基づいていた」として、1983年に終に逆転勝訴した。その後、1998年に米民間人最高の栄誉である大統領自由勲章を受けたフレッド・コレマツ氏は2005年3月30日に86歳で亡くなった。フレッド・コレマツ氏はお金ではなく、名誉を勝ち取ったのだ。
◇元ネタ
http://www.upi.com/NewsTrack/Quirks/2007/10/03/seattle_woman_rejects_1m_and_stays_put/3851/
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