■唸声中国/薬王の故郷でセメント工場汚染深刻

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写真は銅川市耀州区恵原村セメント工場/新唐人日本より、右は薬王・孫思邈(ばく)

http://www.ntdtv.jp/xtr/2007/11/html/n73543.html

 

【新唐人日本11/25-唐の「薬王」の故郷、今日ではセメント工場の深刻な汚染】

 西省銅川市耀県は唐の時代に「薬王」と尊ばれた孫思バクの郷里ですが、今では同県恵原村のセメント工場由来の汚染が深刻で、農作物は大幅に減産となり、飲用水も汚染されました。今年60歳以上の村民が健康診断時に、70パーセントの老人が白内障をわずらっていることを見つけました。村民が何度も道を塞いでセメント工場に環境改善を求めましたが、工場側は何の対応もしなかったのです。現地政府も対応しません。

 

 銅川市耀州区(元の耀県)恵原村セメント工場の煙突から濃い煙が立ち昇り、セメント工場の車が通過する時ほこりが舞いあがるので、どの家も門を閉めます。村民の張さんは記者に門を閉めて騒音とほこりの両方を防ぐと教えました。

 

 張: もう10年ですよ。汚染がひどく、窓はいつも閉めて、汚染から少しでも離れたいのです。県政府?ぜんぜん役に立ちません。

 

 調査によると恵原村人口は2600人余りで、飲用水は雨水を集めた「蔵の水」です。深刻な汚染のため、経済に余裕がある村民は近隣の村から水を買って飲用しますが、その余裕がない村民は汚染された「蔵の水」を飲むしかありません。

 

 張: セメント工場が多すぎますね。我々飲用しているのは雨水ですが、仕方がないですよ。地下水がなくて、今市内の地下水はまだここまで導入されていないのです。

 

 現在、恵原村5つのセメント材料工場があって、どの工場も1日に1万元以上の純利益を出していると予測されます。ある匿名の村幹部によると、これらセメント工場のオーナーは皆金持ちで陰で政府の保護もあり、かつて汚染の事情を指摘する人がいましたが、結局悪人の恐喝を受けたそうです。(記者・陸芳/熊斌)

 

◇唸声コメント

セメント工場からの煤塵であたり一面が白くなり、農作物や河川にも影響を及ぼすと聞いている。カドミウムなどの重金属汚染の可能性もある。セメントも鉄と同じでとにかく増産なのだろう。白内障との関係は分からぬが、加齢性白内障でこうした高率になることも考えられる。

 

『セメント工場のオーナーは皆金持ちで陰で政府の保護もあり、かつて汚染の事情を指摘する人がいましたが、結局悪人の恐喝を受けた』とあるが、企業と地方政府は完全に金で繋がっており、公害などおかまいなしなのだ。抗議する人間は地方政府がヤクザを使って黙らせてしまう。それでも抗議するものは殺してしまうと言った無茶苦茶なことまでしている。

 

それで暴動が1日に二百数十件も起きている。地方政府は暴動の鎮圧に必死だ。警察だけでなくヤクザも使う。いまや農民は暴発寸前、いつ農民革命が起こってもおかしくない状況とも言える。中央政府も分かっているが、農民の不満を解消する手立てはない。

 

地方政府と企業の結託を何とかしないと環境汚染は益々ひどくなるだけだ。汚職と汚染がタイアップしているのだから、農民の怒りもヒートアップする。いつもながら、この怒りを反日に向けようと中国メディアが「南京屠殺」と大騒ぎしているが、もうそのレベルではなかろう。中国は内部汚染で崩壊をしつつある。

 

反日騒ぎよりも地方政府の汚職役人と汚職経営者どもを逮捕しないと、中国は本当に瓦解するかもしれない。中央政府も権力争いを止めて、真摯に取り組むべき、分かっているだろうけど?

 

孫思バクは日本人にも馴染みが深い。お正月のお屠蘇は彼の考案とされている。来年も邪気を祓おう。孫思バクも今の中国を嘆いているだろう。

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唸声


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このページは、唸声が2007年11月26日 08:00に書いたブログ記事です。

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