■唸声中国/騙し取った172万元を全て宝くじに、しかし当たりはたったの16000元

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写真の記事は京華時報、「老人が親戚と友人から172万を騙し取り、宝くじを買ったものの、当たりはたったの16000元、金持ちになる夢が破れて、腹いせに恐怖電話をする」とのタイトルがつけられている。

京華網1/16-老汉骗亲朋172万买彩票

http://epaper.jinghua.cn/html/2008-01/16/content_203581.htm


RecordChina1/17-「金持ちになりたい」老人、だまし取った大金すべてを宝くじに】 

2008116日、京華時報によれば、ある老人が安価に不動産を購入できると偽り、親戚や職場の同僚から172万元(約2580万円)をだまし取り、その全額を宝くじの購入に充てたそうだ。老人は警察により逮捕、15日、裁判にかけられた。 

 

この男性は今年59歳、普天首信設備集団を定年退職していた。以前から、手っ取り早く大金を手にしたいと思っていたが、資金がなかった。数年前から不動産が安く買えると偽って親戚3人から167万元(約2500万円)をだまし取り、さらに元同僚からも同じような手口で予約金と称して5万元(約75万円)をだまし取り、資金を集めた。 

 

裁判の席で、だまし取った172万元の現金はすべて宝くじの購入資金に充て、当選金で大金持ちになるはずだったと老人は語った。しかし、その夢はあっけなく失敗に終わった。大金は当選せず、残ったのはわずか16000元(約24万円)でしかなかったという。 

 

大金持ちになる「計画」があえなく潰えたことに腹を立て、200721日と6日、老人は腹いせにある不動産会社に「地下駐車場に爆弾を仕掛けた」と二度にわたり電話。通報により、警察が爆弾除去作業に駆けつけ、一帯が長時間にわたり封鎖され大騒ぎとなった。老人は警察により取り押さえられ、北京市朝陽区検察院によって起訴された。判決は後日言い渡されるという。(翻訳・編集/岡田)

http://www.recordchina.co.jp/group/g14795.html

 

◇唸声コメント

張海振(59歳)が一攫千金を狙って、詐欺で掠め取った金をすべて宝くじに注ぎ込むと言う信じられない暴挙に出た。それだけ中国では宝くじ熱が高い。また、中共政府もうまく人民を煽っている。もともとギャンブルが好きな国民性故に宝くじでの一攫千金に誰もが飛びつくのも自然なことかもしれない。

 

しかし、172万元が16000元?なんと0.93%だ。この確率は低すぎないの?1%以下でこのバカ男は一攫千金を狙った。そして、腹いせに爆破予告、これが典型的な中国人なのだろうか?裁判での堂々たる陳述を聞きたいものだ。

 

その前に唸声が代弁してみよう。

『まずはじめに自分は親戚や友人からお金を騙し取ったのではないことを言っておきたい。172万元は不動産物件を買う前に自分が一時的に運用したものであって、その運用益でさらにいい物件を考えていた。自分が今一番良い運用ができると考えたのは「宝くじ」である。これは政府も奨励しているし、億万長者が何人も出ている。政府の責任により宝くじを買ったのだ。まさか172万元が16000元にしかならないとは誰だって考えられない。ひょっとしたら、我が国の宝くじは全部買い占めたとしても当選金が10%にもならないのではないか?宝くじそのものに不正があると思える。自分は法廷の場でこのことを言いたくて、爆破予告まで行ったが本当に爆破するつもりなど一切ない。これはメディアを含めて、我が国の宝くじの真相を追究するための行為だった。だから、自分には一切罪はない。』

 

 

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このページは、唸声が2008年1月18日 02:14に書いたブログ記事です。

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