写真はバクダッド・ペット市場の自爆現場、建物の上に飛び散っている血が生々しい、地面にも血溜まりができている。/TV3より
TV32/2-Iraqi suicide bombers were mentally disabled women
http://www.tv3.co.nz/VideoBrowseAll/WorldVideo/tabid/313/articleID/44998/cat/41/Default.aspx#video
知的障害者に携帯電話を利用したリモート爆弾(15kg)と、あまりにも惨い話だ。建物の上まで飛び散っている血は自爆させられた女性のものかもしれない。なによりもこの自爆が本人の意思ではないのに百人もの人が巻き沿いに遭い亡くなっていること。どちらも無残だ。市場に集まる普通の人々を殺すことが宗教の教義なのだろうか?
【IZA2/2-知的障害の女性を爆弾に使った イラクでテロ99人死亡】
平穏な生活の回復を切に願うのイラクの人々。だが、首都バグダッドで1日に発生した連続自爆テロは、その希望を打ち砕く大規模なものとなった。
AP通信によると、2件のテロの死者は計99人、負傷者は140人以上に及んだ。さらに、その手口は、知的障害者の女性の体に爆発物を巻き付け、何者かが遠隔操作で爆発させるという卑劣な手段だったことが2日、明らかになった。
最初の爆弾テロは、1日午前10時20分ごろ、市中心部のガズル市場で発生した。この日は、イスラム教の休日の金曜日で、恒例のペット市場が開かれていた。アバーヤと呼ばれる黒い外出着に身を包んだ女性が「鳥を売りたい」と言って、人込みに近づたとき、爆発したという。
さらに、約20分後、バグダッド南東のイスラム教シーア派地区の鳥市場でも、アバーヤに身を包んだ女性が爆発した。
イラク軍高官は1日、「2人の女性は知的障害者で、自爆テロ作戦の任務を帯びていることを知らなかったとみられる。何者かが、遠隔操作で爆弾を爆発させた」と述べた。
女性らは約15キロの爆弾を体に巻き付けていたとみられている。犯行声明などは出ていないが、米軍報道官は、「イラク聖戦アルカーイダ組織」など国際テロ組織アルカーイダに共鳴するスンニ派過激派の犯行との見方を示した。
約1年前、バグダッドでは宗派対立による暴力が激しさを増していたが、米軍増派などで治安対策が強化され、昨年秋以降、市内の治安が改善。街も盛況を取り戻していただけに、今回のテロは、過去半年間で最悪の規模となった。
バグダッドでは、市内各所に検問所を配置し、武装勢力の侵入を阻止してきたが、今回のテロは、その厳しい警備をくぐり抜けて敢行された。女性に対するチェックが甘いことを利用した犯行とみられる。
女性による自爆テロは、米軍とスンニ派部族の協調が進み、アルカーイダ系過激派が追いつめられた昨年末ごろから相次いでいる。
「殉教者」として自爆を志願する男性が少なくなったことから、せっぱ詰まった過激派が、イラク戦後の混乱で未亡人となった女性や孤児、知的障害者らを自爆犯に仕立て上げ始めた可能性も指摘される。
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