
写真は2007/8に海口警察に掲げられた横断幕、再び掲げられたが・・・/新民網より
“严打‘两抢一盗’抢劫拒捕者依法当场击毙”
『徹底取締「ひったくりと路上強盗及び窃盗」、逮捕に抵抗したものは、法律に基づいて、その場で射殺』と書かれている。
新民網3/19-西安警方“当场击毙”横幅惹争议(图)
http://news.xmnext.com/domestic/shehui/2008/03/19/1086919.html
この横断幕が3/15頃、再び掲げられた。チベットとどうしても重なってくる。西安市では3/5に外国人の乗った観光バスがバスジャックされ、犯人は射殺された。中国も米国並みになってきた。
ハイジャック犯など危険極まりない犯人に対しては射殺も止むを得ない。バスジャック犯も爆発物を持っていたと言うので射殺も止むを得なかったかも知れない。(爆発物を本当に持っていたのか怪しいが)
しかし、「逮捕に抵抗した者は射殺」は過激だ。しかし、今死ぬか、後で内蔵を抜かれて死ぬかの違いだと言う者もいる。
ヘラルドトリビューンでは外国人を狙った犯罪が増えていると警告している。2007年度の外国人に対する盗難は289000件、バックの置き引きは171000件。中国最強ウォッチャーの宮崎正弘氏は「これは表面に過ぎず、実際はこの十倍はある」と見ている。
この数を見ただけでも驚くが、内国人に対しての数となると、少なくともこの数百倍はあるのだろう。射殺されると分かれば、ひったくりも必死になる。とすれば、観光客が巻き添えになることも大いにあり得る。こんな国でオリンピックが開かれる。
Herald Tribune 3/17-China struggles with rising crime against foreigners
http://www.iht.com/articles/2008/03/17/asia/crime.php
【RecordChina3/21-「抵抗する強盗犯は射殺!」、どデカ横断幕にみんなの反応は?―陝西省西安市】
2008年3月18日、「逮捕に抵抗した強盗犯、その場で射殺!」――警察の功績を称えるこんな言葉が書かれた横断幕が西安の街角にでかでかと掲げられ、市民の間に賛否両論が沸き起こっている。新華社(電子版)が伝えた。
この赤地に白抜きで書かれた横断幕には、「長延堡派出所」という署名が入っていた。近所の住人によると2~3日前から張られているという。記者が早速その派出所に問い合わせてみると、「確かに自分達がかけたもの」とのこと。だが、その理由については回答しなかった。記者が再度現場に戻ってみると、横断幕はすでに撤去されていた。
これを見た市民の反応は賛否両論。「凶悪事件に対する警察の態度が現れていて良い」とする賛成派から、「犯人の『射殺』をわざわざ横断幕で宣伝する必要があるのか?」という反対派まで様々だ。犯人を「射殺」したことに対する意見も、「当然」から「行き過ぎ」まで意見が真っ二つ。だがネット上に設けられたアンケートでは、8割が「射殺に賛成」と答えている。
強盗犯の射殺は、果たして合法なのだろうか?専門家によると、法律では「犯人が逮捕に抵抗し逃走した時」に限り、警察は武器の使用が許されている。だがこの「抵抗し逃走した時」という線引きが難しいという。現場で実際にその法律がきちんと守られているのかどうか、チェック体制を強化すべきだと指摘していた。(翻訳・編集/NN)http://www.recordchina.co.jp/group/g16882.html
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