写真は2008/1、汕尾で開業する金海ホテルの周りに集まるヤクザ達、赤丸の中は銃器が見える。棒などの武器を持たないものは野次馬/看中国より
広東省の政協委員で某企業の理事長を務める許某がこのヤクザ達の親分であり、公共事業や土地転がしなどで暴利を貪っている。
2005年の末にマカオの投資家劉某が5000万元≒7億4千万円を出資し、汕尾の地に金海ホテルを建設する。そこに許某は入り込み公共事業名目で500万元を出せと要求するが、劉某にあっさり断られる。
これを根に持ち、2008/1/3、同ホテルの試験営業時に数百名のヤクザを使って、嫌がらせを行った。また、4/21、このヤクザ達が銃をぶっ放し、ホテルはやむなく全面休業することになった。
劉某はホテル事業を放棄し、この地を離れた。
汕尾と言えば、発電所の建設をめぐり、暴動化した農民に武装警察が発砲し、70名以上が虐殺された(中共の発表では3名)事件で世界的に有名となった。この後で政府から雇われたヤクザ達が農民を襲撃している。このヤクザ達が上記のホテルの嫌がらせと同じかどうかは分からないが、同一である可能性は高い。
共産主義にヤクザとは何か違和感があるが、実は相性ピッタリなのである。
ホテル撤退と言えば、シンガポールの華僑が中国に進出してホテルを開業したが、開業数年で断念したという記事があった。この時の理由はヤクザの嫌がらせではなく、役人のタダ食いとタカリに嫌気が差してのことである。
写真は多数有り↓
◇看中国4/22-汕尾新开张的金海大酒店前两伙人持枪对峙(组图)
http://www.secretchina.com/news/241772.html
こちらにも写真は多数あり↓銃撃されたホテルの写真もあり
http://www.tuhigh.com/space/essayDetail.jsf?mid=11345&eid=606&model
コメントする