写真はクリスチャン・ボンゴ氏(2008/5/27唸声撮影)
5/27、アフリカ会議で来日していたエル・ハジ・オマール・ボンゴ・オンディンバ大統領の息子と話す機会があった。宗主国がフランスであることからフランスの軍隊が駐留しており、自分の国は自分で守れるので早く追い出したいと語る。仮想敵国は?の質問にはそれは難しいと詰まっていた。
フランスに次いで、中国もガボンへの進出著しく、鉄鉱石を買い上げているようだ。
さて、息子の名前はクリスチャン・ボンゴという名前からもキリスト教であることが分かる。この国の半数以上はキリスト教徒、しかし、大統領は1973年9月にイスラム教に改宗している。
イスラムの父が息子にクリスチャンと付けるとはこれ如何に?
ユダヤの神の長男がキリストとなり、次男がイスラムとなった如し。なんてところでしょうか?息子が生まれてから改宗したかな?
以前、韓国人の友人と偶然にもガボンについて話をしたが、その友人はガボンのことを良く知っていた。(大統領の名前がボンゴであることも)かつてガボンには多くの韓国人が居たとのこと。私はガボンについてほとんど知らなかったので、その時は深い話をしなかったが、調べてみると実に興味深いことがいくつか判明した。
1982年に韓国の全斗煥大統領がアフリカ4カ国(ナイジェリア、ガボン、セネガル、ケニア)訪問を行い、二番目の訪問国ガボンでの出来事、歓迎式典で何と北朝鮮国歌が流された。これには全斗煥大統領も随行員も驚いた。なにせ面子の国、韓国側の手違いではなかったようだが、駐ガボン韓国大使は本国へ召還される。
ひょっとすると北朝鮮の嫌がらせ工作だったかもしれない。2004年8月8日、テレ朝の「ザ・スクープスペシャル」で脱北外交官がガボンでの全斗煥大統領の暗殺計画を話したのだ。
北朝鮮は3名の暗殺チームを派遣、ガホンは小国であり、万一暗殺がばれて国交断絶となっても被害が少ないと見た。3名のうち2名は日本のパスポートを持っており、日本語で会話をしていたと言う。蜂谷真一・蜂谷真由美の大韓航空機爆破事件を髣髴させる。
間違いなく拉致被害者の名前を使っていたと思われる。この時、リモコン爆弾を用意しており、翌年のアウンサン廟爆殺事件(ラングーン事件)と繋がっている。
この計画は対米全面対決を恐れたブレジネフ書記長により中止された。但し、ラングーン事件はブレジネフに代わる対米強硬派アンドロポフ書記長により決行されたが・・・。
万一、ガボンでの暗殺が成功していたら、朝鮮戦争が再燃していたかもしれない。ガボンも血塗られた国として有名になっただろう。
参考映像-ラングーン爆破現場
http://jp.youtube.com/watch?v=khPAWCNnICk
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