写真は鴛鴦火鍋、赤いのは唐辛子、丸い粒は山椒、たまらなく辛いが一度食べると病み付きになる。反対側は辛くない/百度百科より
料理に国家基準が必要なのかと思うのだが、それほど食品の安全について中国では危ういと言うことなのか?
肝心要のスープの使いまわしについては国家基準なし。老油と言えば聞こえが良いが、所謂スープの使いまわしだ。「この店の丼汁(ドンツユ)」は創業以来継ぎ足しだ」なんて聞いたことがあるけれど、火鍋のスープは客の残したスープの使いまわしだ。このスープ、客が肉や野菜を入れるたびにうまくなると火鍋屋の店員が話していた。
なるほど、そうかもしれない?しかし、客の残したスープには使った楊枝や割り箸、ナプキン、そして中国人のよく吐く痰なども含まれているからゾッとする。だから、濾すのだそうだ。こうした現実があるのであれば、このスープの使いまわしに付いて、ダメと言う基準を作るべきだ。
スーダンレッドの使用を明確に禁止と言うけど、あれは食品には使ってはいけないもの。明確に禁止されなければ、使ってもよいと取られかねない。中国の食品からはスーダンレッドがちょくちょく見つかる。真っ赤な中国製キムチなんかご用心。なにせ工業用の着色料なのだから。
「石蜡、苏丹红明确纳入禁用」と新華社に書かれているが、石蜡はパラフィン、苏丹红はスーダンレッド、パラフィンも禁止されているが、こんなもの鍋に使われていたのかと首をかしげる。ひょっとして石油タンパクのことか?
【RecordChina8/3-今度は「鍋料理」にも国家基準!】
2008年8月1日、「新華網」の報道によると、年内に鍋料理に関する国家基準が公布されるという。
国家基準の対象とされるのは、「火鍋」と呼ばれる中国式の寄せ鍋料理の「だし汁」に関するもの。国家調味品検査センター協会が起草した「火鍋のだし汁についての国家基準(案)」では、だし汁の着色に工業用着色料・スーダンレッドの使用などを明確に禁止しただけでなく、トウガラシやサンショウなどの農薬の残留基準も定めている。
しかし一方で、使いまわしのだし汁「老油」については触れられておらず、片手落ちの感は否めないが、重慶火鍋協会の会長は「老油を使うか、新しいだし汁を使うかは消費者の選択に任せればよい」と語っている。基準は遅くとも年内には公布され、今後その他の鍋料理にも順次拡大される見通し。
中国ではこのところ衛生基準面だけでなく、マントウ(中華式蒸しパン)やチマキ、団子などの色や形にまで国家基準が定められており、市民からは「やり過ぎ」の声も上がっているという。(翻訳・編集/HA)
新華網7/31-石蜡、苏丹红明确纳入禁用范围清汤和海鲜火锅将纳入国标
http://bt.xinhuanet.com/2008-08/01/content_14001500.htm
百度百科-火鍋-
http://baike.baidu.com/view/11243.htm
118種類もの火鍋がある。「啤酒鸭火锅」ビール鴨火鍋?なんかうまそうだけど・・・。