記事は新華社英語版2008/9/6より
http://news.xinhuanet.com/english/2008-09/06/content_9807723.htm
政府報告書によれば、広東沿岸水域の1/5は国内の下水により汚染されていると言う。特に珠江河口の汚染が酷いとしている。人口も産業も珠江デルタ地帯に集中しているのだから、下水量も多い。
広東環境保護局によれば、昨年は69億トンもの下水が海に流されている。しかし、汚染処理の改善は進み、101ヶ所の排出サイトの示す汚染数値は50%、2006年の75%と比較すれば、改善されていると言えるのだろう。
過大な廃棄物は主にエネルギー・皮革・化学・製紙産業から排出される。
何故、中国語で書かれずに英語版で出したのか?(既にBBC中国語版では新華社英語版で云々と書かれている)それは汚染は酷いが、改善されていることを欧米に訴えるためであろう。その裏の心は、環境汚染に中国も対応をしていることと環境汚染を外資の所為にしないから、中国にもっと進出してほしいと言うことなのだろう。
これには注意が必要だ。どだい、中国の示す数値は当てにならない。この記事も下水が原因としており、珠江に人が集まれば、益々汚染が酷くなるのが常識、汚水処理施設が拡充しているとも聞かないので・・・。
そうした中で今年も7/19に珠江横断水泳大会が行われた。この水泳大会のこともあり、新華社が大陸版を出せなかったのか?新華社の英語版の記事を読むと化学汚染物質は減ったが下水は増えたとも読める。イエローリバーの水泳大会はやっぱり無謀だ。
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