写真は腎臓結石で入院する甘粛農村の赤ん坊達/看中国より
日本の毒米どころの騒ぎじゃない、オリンピックも終わったので、再び食品汚染のニュースが舞い戻ってきた。あれほど、たくさんの食品に疑いがあったにもかかわらず、オリンピック期間中はピタリとこの手のニュースがなくなった。それだけチェックをしているから?そんな筈はない。情報統制をしていたからだろう。
毒ミルク事件は中国では後を絶たない。三鹿奶粉は同社のニセミルクが出たと言っているが、これは単純に真に受ける訳にはいかない。確かに、有名ブランドはすぐにコピー品が出てくる。医薬品でも同じ、つまり粉ミルクでも可能性は大である。
食品の安全が全てに優先するのではなく、優先するのはお金であることが根本原因。今回の件も予想しえたことであるにもかかわらず、使ってはいけない物質を加えたというのが真相だと思える。
2006年にも同商品で事故があった。これは中国のあるママさんの書いたブログの一部↓
『13日にスーパーで「三鹿」を購入、16日に39度の高熱、17日に嘔吐、粉ミルクの中に卵くらいの塊があり、それを割ってみると中が黒かった。18日に下痢、23日に肺炎』
http://blog.sina.com.cn/s/blog_4943fcca010005bu.html
2006/7/26より、その後、この子供は元気に育っているのでご安心を。
看中国9/10-“肾结石婴儿”事件越滚越大 全国多地发生(图)
http://www.secretchina.com/news/262476.html
石家庄都市網9/11-全国多地现婴儿肾结石病例 疑因食用“三鹿”奶粉
http://news.sjzcity.com/2008/5915.shtml
【AFP9/11-粉ミルク原因とみられる乳児の腎結石 7省に拡大】
中国各地で、違法製品とみられる粉ミルクを飲んだ乳児が腎臓結石を発症する事例が相次いでいる。国営新華社(Xinhua)通信が11日、報じた。
粉ミルクが原因とみられる乳児の腎臓結石は、北西部甘粛(Gansu)省で初めて確認されたのを機に、江蘇(Jiangsu)省、山東(Shandong)省、陝西(Shaanxi)省、安徽(Anhui)省、湖南(Hunan)省、寧夏回族(Ningxia Hui)自治区でも新たに確認されている。
新華社通信が伝えた甘粛省衛生当局の話によると、今年に入って同省では乳児1人が腎臓結石で死亡しているが、問題の粉ミルクとの関連は確認できていない。
中国では東部安徽省で2004年、不良品の粉ミルクが原因で乳児170人以上が頭部膨張症や発育不全などの栄養障害を起こし、13人が死亡する事件が起きている。(c)AFP
コメントする